2015 Fiscal Year Annual Research Report
路上犯罪発生の抑止を目的とした街角施設の防犯資源としての活用の可能性に関する研究
Project/Area Number |
24560771
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Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
吉村 英祐 大阪工業大学, 工学部, 教授 (50167011)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木多 彩子 摂南大学, 理工学部, 教授 (90330357)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 過疎地 / 外出行動 / 買い物弱者 / 日常生活支援 / 地域施設 / 施設原単位 |
Outline of Annual Research Achievements |
1年間の補助事業期間延長承認を得て、残っていたデータ分析と各調査の結果の関連付けを平成27年度に行うとともに、研究成果を研究報告書としてとりまとめる期間とした。以下に研究実績の概要を示す。 1.過疎地における買い物行動調査の分析と査読付き論文としての投稿 平成25年度に、過疎地において増加している買い物弱者の地域施設による日常生活支援策を検討するための第一歩として、過疎地に暮らす住民の買い物行動および日常的に利用する施設への外出行動の実態と、その立地状況の関係を明らかにするため、三重県津市美杉町において地域施設分布の実態調査とアンケート実施した。平成26年度に調査データを分析し、日本建築学会大会近畿支部での口頭発表を経て日本建築学会計画系論文集(査読付)に投稿し、平成27年度に掲載された。 2.研究成果のとりまとめ 本研究は、人口減少社会、少子高齢社会に対応するまちづくりと防犯まちづくりの共通性・関連性を見出し、両者の相互補完や相乗効果により、安全・安心なまちづくりを実現するための基礎資料を整備することを目的として取り組んだものである。研究成果を本編113ページ(他に資料編など)の報告書としてとりまとめた。報告書の章構成は、第1章 序論、第2章 防犯面における安全対策の効果と犯罪不安箇所に関する分析、第3章 路上犯罪発生状況と犯罪不安箇所の関係性、第4章 街路に面する建物の用途および街路からの建物内部の見通しと犯罪不安箇所の関係性、第5章 日常生活の外出行動からみた地域施設の安心まちづくりとしての可能性―中心市街地を対象として―、第6章 日常生活の外出行動からみた地域施設の安心まちづくりとしての可能性―過疎地を対象として― である。
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Research Products
(1 results)