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2013 Fiscal Year Research-status Report

ラジオコントロール模型を用いた小型ボートの安全性評価法の開発

Research Project

Project/Area Number 24560989
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

片山 徹  大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20305650)

Keywordsスピンアウト / 滑走艇 / ラジオコントロールモデル
Research Abstract

平成25及び26年度は,昨年度開発したラジオコントロール模型船による6自由度運動解析システムを用いて、実在するオフショア・フィッシングボートの縮尺模型を作製し、平水中および波浪中での高速旋回時の運動計測を実施し、転覆に至るような不安定運動および発生条件の解明を行うことが目標である。
本年度は,高速旋回時に発生する動的不安定性の一つであるスピン現象(spinoutと呼ばれる)について、ラジオコントロール模型を用いてこの現象を再現し、その発生状態、運動の特徴を調査した.実験結果から、旋回運動突入時の船速を速くする、または舵角を大きくすると、スピン現象が発生しやすくなる傾向がわかり,発生条件を整理することができた.また,発生メカニズムを調査した結果、このスピン現象は、転舵と同時に船首が下がることで船体に働く横力の作用点が船首側に移動し, 旋回させる回頭モーメントが船体に働き発生することが明らかとなった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本年度は,平水中における高速旋回時の不安定現象の計測を実施し,これまで本学で開発してきた水槽試験法を援用して,その発生条件やメカニズムを明らかにすることができた.
これら内容については,日本船舶海洋工学会春季講演会で講演することが決定している.また,海外におけるワークショップ(船舶の復原性に関する国際ワークショップ:ISSW2014)でも公演予定である.

Strategy for Future Research Activity

当初予定通り,平成26年度は,波浪中における高速旋回時不安定現象についての実験を行い,不安定現象に与える波,風の影響を明らかにするとともに,申請者がこれまでに開発した滑走艇の波浪中船体運動推定法、操縦性能推定法、不安定現象発生予測法をベースに、水槽試験に基づく高速旋回時の不安定現象発生予測法の構築を目指す。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成25年度に予定していた模型船の作成(実験に必要な消耗品)が平成26年度となったため.なお,平成25年度実施計画においては既存の模型船を用いて実施することができた.
平成26年度に当初予定していた模型を作成する.

  • Research Products

    (2 results)

All 2014

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] ラジオコントロール模型を用いた小型ボートの高速旋回時スピン現象に関する研究2014

    • Author(s)
      片山徹,大橋隼
    • Journal Title

      日本船舶海洋工学会講演会論文集

      Volume: 18 Pages: 1-4

    • DOI

      ISSN 2185-1840

  • [Presentation] ラジオコントロール模型を用いた小型ボートの高速旋回時スピン現象に関する研究2014

    • Author(s)
      片山徹,大橋隼
    • Organizer
      日本船舶海洋工学会
    • Place of Presentation
      仙台
    • Year and Date
      20140526-20140526

URL: 

Published: 2015-05-28  

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