2013 Fiscal Year Research-status Report
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24560996
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Research Institution | National Maritime Research Institute |
Principal Investigator |
穴井 陽祐 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (60470051)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丹羽 敏男 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (10208267)
岩田 知明 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (50358397)
田中 義久 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (70399517)
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Keywords | 疲労強度 / 板厚効果 / 超音波ピーニング |
Research Abstract |
溶接鋼構造物の大型化・厚板化に伴い、疲労強度の板厚効果により疲労強度への要求はより厳しいものとなっている。そのため、疲労強度改善に効果のある二次加工処理に注目が集まっており、超音波ピーニングに代表される新技術に関する研究も行われている。 本研究では、曲げ荷重作用時における超音波ピーニングによる疲労強度改善効果ならびに板厚効果の定量的な評価を実施する。 当該年度は、試験を実施すべく各種試験片(疲労試験片、残留応力計測用試験片、引張試験片)ならびに4点曲げ試験用治具の設計・製作を行った。現在、これら試験片を用いた各種試験を実施中である。 今後も引き続き試験を実施し、必要なデータを蓄積するとともに、曲げ荷重下における二次加工処理による疲労強度改善度の評価を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
使用する疲労試験機や計測機器のスケジュール調整等により、予定よりやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
すでに試験に関するスケジュール調整も完了し、計画の変更も行った。今後は変更した計画に従い、各種試験を実施していく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
試験スケジュールの遅れにより、当該年度に実施予定であった残留応力測定が未実施である。したがって、本作業に関連して生じる物品費、謝金等が未使用である。また、当該年度に本研究に資する適当な会議・学会等がなかったので、旅費が未使用となった。 当該年度に実施できなかった残留応力測定等について、スケジュールの調整を行い、次年度に実施することとなった。したがって、当該年度の未使用額をそれらの作業に充てる予定である。
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