2014 Fiscal Year Research-status Report
数100MeV級イオンマイクロビーム安定化のためのビームモニタの開発
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24561048
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Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
佐藤 隆博 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 高崎量子応用研究所 放射線高度利用施設部, 研究副主幹 (10370404)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | イオンマイクロビーム |
Outline of Annual Research Achievements |
平成25年度までの2年間で開発したビームモニタを、当初計画通り平成26年度に、原子力機構高崎量子応用研究所イオン照射研究施設の集束式高エネルギーマイクロビーム形成装置に設置し、フィードバックによるステアリング電磁石電源の自動制御システムを構築することによって、ビームの安定化を行う予定であった。しかし、研究代表者の本務において、平成26年3月~平成27年2月の期間、国外に長期出張する必要が生じ、自動制御システムの構築及び高エネルギーマイクロビームラインを用いた実験実施が困難であったため、当初の平成26年度までの3年計画を平成27年度までの4年間に延長した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本課題は、集束式高エネルギーイオンマイクロビームの安定化に有用なビームモニタの開発が目的であり、その実証実験には原子力機構高崎量子研究所が保有する集束式高エネルギーマイクロビーム形成装置が必要不可欠である。しかし、研究代表者がその本務において平成26年度のほぼ全期間にわたって国外に長期出張する必要があったため、必要な実験が実施できず遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究代表者の長期国外出張によって平成26年度に実施できなかった実験等を、平成27年度に行う予定である。ただし、本課題で最終的に得られるビームモニタの性能は、使用する撮像素子や制御コンピュータ等の性能に大きく依存するため、それらの機器性能の向上を考慮し、適宜購入物品等を変更する。
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Causes of Carryover |
本課題で必要な撮像素子や制御コンピュータ等は性能の進歩向上が著しい機器であり、実験等を実際に実施する時点で調達することが妥当である。研究者の長期国外出張により、実験等の実施は次年度となるため、次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
フィードバックによるステアリング電磁石電源の自動制御システムの構築と、高エネルギーマイクロビームラインを用いた実証実験を、計画の通りに行うこととする。
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Research Products
(1 results)