2014 Fiscal Year Annual Research Report
CD36を中心とした多量体形成と信号伝達プラットフォームのメゾスコピック解析
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24570210
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
桑田 啓貴 昭和大学, 歯学部, 教授 (60380523)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 自然免疫 / 受容体 |
Outline of Annual Research Achievements |
発表論文これまでのところ、自然免疫受容体TLR-2のリガンドを蛍光標識する方法を検討してきたが、結果として1分子イメージングの資料として使用することのできるものを作製することは出来なかった。原因として、TLR分子とリガンドの結合は、事前に想定したよりも結合力が弱く、リガンドの疎水性の変化が受容体との結合に強く影響したのではないかと考えている。もともと本研究課題でターゲットにしたTLR-2リガンドであるFSL-1はマイコプラズマ由来のジアシルリポペプチドであり、疎水性の高い物質であることは当初より想定していたが、過去にFSL-1を蛍光標識しリガンドとして利用した研究報告も複数の研究室から報告されており、実現可能であろうと考えていた。実際は、やはり1分子イメージングのレベルでの顕微鏡観察を行うにあたり、正確にリガンドと蛍光物質と一対一程度での決まった割合で蛍光標識することは実現出来なかった。別の方法として検討したTLR2のモノクローナル抗体によるイメージングは、国内の研究者との共同研究により樹立した抗体を入手することを検討したが、実現しなかった。ただ、研究開始当初は市販の抗体で特異的にTLR-2と結合するモノクローナル抗体は存在しなかったが、最近は市販されている抗体の中で特異的に結合するものも存在するらしく、研究実施期間終了後ではあるが引き続き1分子イメージングに使用できるかどうかを検討する予定である。また、TLR2の補助受容体の1つであり代表研究者が以前に取り組んでいた研究課題であるCD36の1分子イメージングは実際には行わなかった。研究機関中に所属機関が変更となり、移動後は共同研究先の京都大学iCeMSでの1分子イメージング用の顕微鏡の使用も行っておらず、研究の実施環境の整備についても反省する点が多かったと感じている。
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Research Products
(3 results)