2014 Fiscal Year Research-status Report
新資料に基づく関東地方古人骨の系譜論・生活論の再考
Project/Area Number |
24570256
|
Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
平田 和明 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (50139648)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長岡 朋人 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (20360216)
澤田 純明 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (10374943)
星野 敬吾 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (30308506)
水嶋 崇一郎 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (90573121)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 関東地方 / 古人骨 / 系譜論 / 生活論 |
Outline of Annual Research Achievements |
1967(昭和42)年7月から翌年4月にかけて,赤星直忠博士を中心とする横須賀考古学会は神奈川県三浦市所在の雨崎洞穴遺跡(弥生~古墳期)において計3回の発掘調査を行い,多数の人骨を収集した。当時の博士の記録によると,人骨の大半は散乱した状態の部分・断片骨であり,個体としてのまとまりが良いものは少なかったことが窺える。一方,この発掘では木棺に納められた人骨や大量の火葬骨が発見されるなど,当時の埋葬習俗の一側面を知る上での貴重な成果が挙げられた。上記の木棺人骨は木棺を含めて取り上げられたのち赤星直忠博士文化財資料館に移設され,その他の人骨は聖マリアンナ医科大学解剖学講座にて長らく保管されてきた。このたび,赤星直忠博士文化財資料館は上記の発掘成果を出版報告書としてまとめることとし,聖マリアンナ医科大学解剖学講座が当該人骨の人類学的調査を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の目的の一つである雨崎洞穴出土人骨の報告書をまとめることができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
聖マリアンナ医科大学所蔵の古人骨の整理を継続し、報告書や論文の執筆に取り組む。
|
Causes of Carryover |
古人骨資料の整理の際に収納するケースの購入を検討していましたが収納スペースがないため購入を見送りました。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
古人骨資料に人手がかかるため人件費に使用します。
|
Research Products
(4 results)