2014 Fiscal Year Annual Research Report
アイスプラントの表皮塩集積細胞の形成と機能を制御する分子メカニズム
Project/Area Number |
24580025
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
東江 栄 香川大学, 農学部, 教授 (50304879)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | アイスプラント / 塩生植物 / 耐塩性 / トライコーム / ブラッダー細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,アイスプラントの耐塩性及び塩集積能に関与するブラッダー細胞の形成制御に関わる分子メカニズムを明らかにすることを目的とした.ブラッダー細胞はトライコームの一種と考えられるため,シロイヌナズナのトライコームとワタの繊維の形成に関わる遺伝子と相同性の高いアイスプラントの遺伝子を単離し発現量を調査するとともに,cDNA全長の塩基配列を決定した.また,変異株と野生株とで発現量に差のある遺伝子をサプレッションサブトラクティブハイブリダイゼーション(SSH)法で単離した.本年度は,これらの遺伝子の機能を決定するために,単離した遺伝子を高発現する形質転換体を作出して遺伝子の機能を特定するとともに,ブラッダー細胞形成関連遺伝子の発現を調節する転写調節部位(プロモーター)の特性を調べることを目的とした.このためにまず,これまでに単離したトライコーム及び繊維形成関連遺伝子及びSSH法で単離した機能未知遺伝子のcDNA全長を組み込んだ発現ベクターを構築し,シロイヌナズナの野生株及びシロイヌナズナトライコーム欠損変異体への導入を試みた.さらに,ブラッダー細胞形成関連遺伝子の発現調節機構を解析するために,単離した遺伝子のプロモーターを含む転写開始点上流を単離した.このうち,ブラッダー細胞欠損変異体で発現が抑えられた遺伝子WM28については,野生株及び変異株からアイソフォームを単離し発現解析を行うとともに,プロモーターを単離して,WM28の発現調節部位における変異部位を特定し,WM28の発現が変異株で抑制されている要因を明らかにした.
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Research Products
(12 results)
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[Journal Article] RNA-seq analysis of the response of the halophyte, Mesembryanthemum crystallinum (ice plant) to high salinity2015
Author(s)
Tsukagoshi, H., Suzuki, T., Nishikawa, K., Agarie, S., Ishiguro, S., Higashiyama, T.
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Journal Title
PLoS One.
Volume: 23
Pages: 1-16
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Presentation] Isolation of genes responsible for the development of epidermal bladder cells in the common ice plant, Mesembryanthemum crystallinum L.2014
Author(s)
Roeum, S., Hashimoto, M., Soejima, K., Inoue, Y., Cushman, J.C., and Agarie, S.
Organizer
農学先端研究国際フォーラムファイトジーンの可能性と未来 VII.植物ゲノム・遺伝子源解析センター公開講演
Place of Presentation
かがわ国際会議場
Year and Date
2014-09-30 – 2014-09-30
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