2013 Fiscal Year Research-status Report
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24580145
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
藤井 道彦 横浜市立大学, 生命ナノシステム科学研究科, 准教授 (80285155)
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Keywords | oxidative stress / C. elegans |
Research Abstract |
私たちは,モデル生物の線虫Caenorhabditis elegansや出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeを用いて活性酸素感受性に変化を示す突然変異体を取得し,その解析を行ってきた。 平成25年度の研究成果概要 1.C. elegans 活性酸素高感受性突然変異体oxy-6、oxy-7、oxy-8の解析を行った。oxy-7、oxy-8の原因遺伝子候補の絞り込みに成功し、現在マイクロインジェクション法による遺伝学的相補実験の準備を進めている。 2.活性酸素高感受性突然変異体を用いた機能性物質のスクリーニング 活性酸素高感受性変異体(ミトコンドリアSODを欠損したsod-2突然変異体)を用いて,活性酸素の障害を防ぐ機能性物質を探索した。機能性物質は,インド地方の伝承医学で用いられる薬草,および多様な微生物が産生する様々な代謝産物をソースとした。酸化ストレスとして高濃度の酸素(70-90%)を用いた。酸化ストレス条件下では、活性酸素高感受性変異体は生育できないため、その条件下で突然変異体の生育を可能にする薬草等の抽出液を探索した。優れた効果を示すいくつかの抽出液候補を見出したが、結果の再現性にやや問題があった。そこで、酸化ストレスを活性酸素放出剤であるパラコートを用いて付与したところ、実験結果が安定した。パラコートの濃度、C. elegansの同調時期、インキュベーション時間などの詳細な実験パラメーターの検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
C. elegans 活性酸素高感受性突然変異体の解析は、原因遺伝子の絞り込みをほぼ終えることができた。 また、活性酸素高感受性突然変異体の活性酸素高感受性を回復させるような機能性物質のスクリーニングは、アッセイ系の改良に多少時間を要したが、概ね順調に進んでいるといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画は概ね順調に進んでいるため、引き続き研究を推進する。機能性物質のスクリーニングについては、アッセイ系の改良がほぼ終了したため、物質の精製を試みる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
機能性物質のスクリーニングの研究で、アッセイ系がやや不安定であったため、その改良を試みた。そのため物質精製の開始が若干遅れたため。 アッセイ系の改良をほぼ終えられたので、本年度は物質精製の研究が開始できる。そのための費用が本年度に必要となる。
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Research Products
(11 results)