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2015 Fiscal Year Annual Research Report

脂質異常症における細胞膜微小ドメインの変容とその機能解析

Research Project

Project/Area Number 24580204
Research InstitutionKinjo Gakuin University

Principal Investigator

津嶋 宏美  金城学院大学, 薬学部, 教授 (10080079)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 堂前 純子  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70227700)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2016-03-31
Keywordsコレステロール / apo E ノックアウトマウス / ABC A1 トランスポーターノックアウトマウス / IGF / IGF結合タンパク質 / カベオリン / 行動解析 / 体温
Outline of Annual Research Achievements

高コレステロール血症を呈するapoE ノックアウト(KO)マウスと低コレステロール血症を呈する ABC A1 KOマウス、さらにABC A1トランスポーター類似のABC A7のKOマウスを用いて以下の知見を得た。1)オープンフィールド実験において野生型(WT)マウスと比較検討したところ、apoE KOマウスは中央部分の滞在時間が長く、不安行動が少ないようであった。2)高架式十字迷路実験では、ABC A1 KOマウスはクローズアームの滞在時間が短縮、中央部分の滞在時間が延長していた。3)Hot plate実験では、ABC A1 KOマウスの反応時間が短縮、apoE KOマウスでは延長しており、それぞれ痛覚過敏と痛覚鈍麻を示した。4)Morris水迷路実験により、ABC A1 KOマウスで空間認知能力が高く、apoE KOマウスでは低いことが示された。5)ABC A1 KOマウスの痛覚過敏は、ブプレノルフィンで抑制されたが、その程度はWTマウスに比較し弱かった。また、インドメタシンによって、WTによる反応時間と同程度にまで抑制された。6)アレイキットを用いて、40種の血中サイトカイン濃度を測定した。3種のKOマウスのうちABC A1 KOマウスでは多くのサイトカイン濃度はWTマウスと差は認められなかったが、apoE KOマウスは低濃度を示したサイトカインが多く観察された。
一方、長期大豆油摂取動物の体温降下の一因として、アディポカインであるIGFとIGF結合タンパク質の血中濃度バランスを考え、これらの視床下部体温調節中枢への作用を検討している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 視索前野におけるinsulin様成長因子ー1の体温調節への影響2015

    • Author(s)
      稲掛綾香、岩田怜奈、松原つばさ、津嶋宏美
    • Organizer
      生体機能と創薬シンポジウム2015
    • Place of Presentation
      日本大学薬学部
    • Year and Date
      2015-08-27 – 2015-08-28

URL: 

Published: 2017-01-06  

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