2013 Fiscal Year Research-status Report
森林管理の関与度合いによる地域住民の権利 ラオスでの社会関係資本を通した実態解明
Project/Area Number |
24580223
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
百村 帝彦 九州大学, 熱帯農学研究センター, 准教授 (80360783)
|
Keywords | ラオス / アクター分析 / 自然資源管理 |
Research Abstract |
平成25年度に引き続き、ラオスの森林管理に関する文献・資料を調査し、地域住民の森林利用権の制度について重要であると考えられる法制度の分析し、論文執筆の準備を行っている。 法制度の分析とともに、その実施体制についても森林政策実施機関についての調査も行い始めた。従来、ラオスの森林行政は農林省林野局が主たるものであった。しかしラオスの省庁改変に伴い、新たに天然資源省が設置され、森林三類型のうち、保護林(Conservation Forest)と保安林(Protection Forest)を管轄することとなり、同省についての実施体制の分析も必要となり、着手し始めたところである。 現地調査については、中部ビエンチャン県サントン郡での土地森林に関する関連政策の実施状況とその影響について調査を行っている。今年度も引き続き、同郡でのフィールドワーク祖継続する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
森林関連法制度の文献調査を昨年度に引き続き実施した。今後はこれら分析をもとにした論文を執筆する予定である。 2103年度の現地調査については、ビエンチャン県の村落林地域を中心に実施したが、その土地森林利用政策の変遷を含め、こちらも分析を進める予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
2014年度は、法制度の文献レビューを取りまとめ、論文を執筆する予定である。 また、土地森林利用政策の変遷について、ビエンチャン県を事例にフィールドワークを行い、各アクターの役割を明らかにしつつ、分析を進める予定である
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当初予定していた海外出張回数・期間を減らしたことにより、予算執行が一部滞った。 平成26年度に、平成25年度予定していた出張を実施することで対処する。
|
Research Products
(4 results)
-
-
-
-
[Book] Institute for Global Environtemtal Strategies2014
Author(s)
Saykham Bouttavong, Douanghta Boaphavong, Kimihiko HYAKUMURA
Total Pages
83-96
Publisher
Community Carbon Accounting Action Research in Lao PDR Community based forest biomass monitoring: A manual for training local level facilitators