2013 Fiscal Year Research-status Report
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24590150
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Research Institution | Nigata University of Phermacy and Applied Life Sciences |
Principal Investigator |
浅田 真一 新潟薬科大学, 薬学部, 助教 (50424883)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北川 幸己 新潟薬科大学, 薬学部, 教授 (60093853)
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Keywords | ペプチド合成 / 転写因子 / ケミカルバイオロジー |
Research Abstract |
これまでに、転写因子のφXXφφα-ヘリカル転写活性化モチーフを含むペプチドとして、(比較対象郡を含め)ESX、HSF-1、NF-κBp65 TA1, TA2の両領域、ALL1、の化学合成ペプチドの作成と、リンカーとして用いるポリプロリンロッドの合成を終了したが、これらをジスルフィド架橋により結合させる際の条件検討を行った。残念ながら、収量が低かったため、今後も継続して条件検討を行うとともに、これらを「釣竿」としたターゲット分子の探索を行う。 また、これら転写活性化領域を含むペプチドをリコンビナントペプチドとして作成するための大腸菌発現プラスミドの作成を行った。いずれのペプチドもリコンビナントタンパク質として精製が可能であったことより、これらをアフィニティビーズに結合し、現在これらと結合する核内調節因子の探索を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
化学合成ペプチド同士のジスルフィド架橋における条件検討が、当初の想定以上に困難であったため、全体としての進展が遅れている。NF-κBp65とのヘテロダイマー自体は最終生成物として得られているものの、これを用いたリガンド分子の探索は検出限界以下であった。リコンビナント発現系については、比較対象となるいくつかのペプチドの発現郡の作成への着手が遅れたのが単純なる原因である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、すでに得られたペプチドプローブを元とし、現在継続している細胞核抽出液からの、ターゲット分子の分離を行うとともに、リコンビナントペプチドを用いたペプチドを釣りえさ・釣竿としたターゲット分子探索をメインの方法、化学合成ペプチドを副の方法としてターゲット探索を継続する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
昨年度予算としての使用額としては、大きく残額を残してはいないが、次年度使用分については当初より計画分として算出している。 探索プローブとしてのペプチドの化学合成にかかる費用など、消耗品費および調査費用や情報収集費用としての学会旅費等を予定している
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