2013 Fiscal Year Research-status Report
高精細in vivoグルタミン酸イメージングによる大脳皮質シナプス機能の精密解析
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24590313
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
並木 繁行 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90452193)
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Keywords | シナプス / グルタミン酸イメージング |
Research Abstract |
平成24年度までに開発した高性能蛍光グルタミン酸プローブの神経細胞上での性能の評価を行った。神経細胞上のシナプスから放出されたグルタミン酸を高いシグナル/ノイズ比で検出できるようにグルタミン酸プローブを神経細胞上にのみ選択的に標識するための技術開発を行った。Haloタグ、SNAPタグ、ロイシンジッパータグ、BLINK法などの分子タグと、神経細胞へ選択的に目的タンパク質を発現させることができるレンチウイルスベクターを組み合わせることで、神経細胞に選択的的な標識を試みた。その結果、Haloタグを採用した系でグルタミン酸プローブを神経細胞選択的に標識することができた。また、神経細胞上に存在しているガングリオシドへの選択的な結合が報告されているボツリヌス毒素C型の非毒性ドメインとグルタミン酸プローブの複合体形成を利用して神経細胞選択的にグルタミン酸プローブを標識することができた。いずれの標識方法でグルタミン酸プローブを標識した神経細胞でも、電気刺激によって惹起されたグルタミン酸放出を蛍光顕微鏡システムで可視化することに成功した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度で確立する予定であった神経細胞への選択的なグルタミン酸プローブの標識法の開発が計画通りに進捗したため。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに確立した技術を基に脳スライス標本でのグルタミン酸イメージングに進む。
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Research Products
(5 results)