2014 Fiscal Year Annual Research Report
卒後医学教育における住民参加型専門職種間教育のモデルカリキュラム開発
Project/Area Number |
24590602
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
北村 聖 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10186265)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
錦織 宏 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10463837)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 専門職連携教育 / 職種を超えた連携教育 / コンピテンシー / カリキュラム開発 / ファシリテーター |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は以下の3つの大きなプロジェクトからなる。今年度実施した研究内容を項目ごとに報告する。 1)カリキュラム調査・フィールドワーク:平成26年度は海外の学会である専門職連携教育学会の国際学会All together better health Ⅶ(ATBH)、欧州医学教育学会(AMEE)、アジア太平洋医学教育学会(APMEC)に参加し、さらにネットワークを構築した。また本邦におけるコンピテンシー開発については、平成26年9月20日・21日に行われる日本保健医療福祉連携教育学会学術大会にて複数の実践者・教育者からIPE/TPEのコンピテンシーについて意見を収集した。このデータと平成25年度のデータをもとにコンピテンシーのフレームワークの原案を構築し、文科省の事業や日本医療保健福祉連携教育学会、さらに医学教育学会や千葉看護学会などの各学会とも協働しIPE/TPEのコンピテンシーのフレームワークを合議した。その内容を、2015年2月のシンポジウムで教育関係者や病院・施設のスタッフと共有し意見をもらい、2015年3月にパブリックコメントを広く募集した。 2)TPEモデルカリキュラムの開発:東京のコミュニティーで住民参加型専門職連携教育のモデルカリキュラムを理論に基づき開発し、カリキュラムに参加者した地域住民と医療スタッフの変化とその意味づけについて参与観察とフォーカスグループインタビューにて明らかにした結果を平成27年2月に行われたAPMECでポスター発表し、現在Journal of Interprofessional careに投稿し、修正している。 3) TPE施設ファシリテーター養成プログラムの計画・ファシリテーター評価表の開発:これまでの知見から構築されたオンラインプログラムのフレームワークを援用し、平成26年度も同様にオンラインによる専門職連携ファシリテーターのサポートプログラムを実施した。プログラムのアウトカムとして、参加者がタスクフォースとして平成27年2月22日にワークショップを実施した。
|