2013 Fiscal Year Research-status Report
地理情報システムを用いた重症傷病者の発生地点と病院前診療の選択に関する研究
Project/Area Number |
24590608
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中川 雄公 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40362719)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶋津 岳士 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50196474)
池側 均 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (80379198)
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Keywords | 地理情報システム / 病院前診療 |
Research Abstract |
本研究の目的は、本研究の目的は、消防機関が、病院前において重症以上と判断した傷病者に対して迅速で的確な病院前診療システムを選択することが可能となる地理情報システムを構築することにある。本研究が対象とする豊能および三島地域という隣接する2つの医療圏は、大阪府の北部に位置し、合計人口175万人の人口を有し、10箇所の消防本部により年間73000人の救急搬送が行われている。平成25年度には、この2つの医療圏で平成24年度中に発生し、救急隊により重症以上と判断された傷病者について、発生場所、受傷機転(発症様式)、年齢、性別、救急隊による患者接触時のバイタルサイン(呼吸数、呼吸様式、SPO2、血圧、脈拍数、意識状態)、搬送先あるいは病院前診療システムの選定経過(収容の可否、選定回数、選定に要した時間、選定理由)、時間経過(発生時刻、消防機関への救急要請時刻、救急隊による患者への接触時刻、患者搬送開始時刻、医療機関到着時刻、医師引継ぎ時刻)、確定診断病名を救急隊の活動記録から抽出した。 現在、平成24年度のデータはすべて抽出を終えており、4361名の傷病者のデータについてその発生地点を地図上にプロットし、地図情報システムを構築中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
抽出したデータを用いて、解析を行っており、おおむね順調に推移している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き平成25年度分のデータの抽出を行うとともに、GISを用いた地図情報システムの構築を継続する。また、このデータを消防機関に提供し、意見を得ることにより、より視認性が高く、操作性に優れたシステムを構築する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究がほぼ予定通りに進捗しているため。 データの記録媒体などの消耗品に使用する予定である。
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Research Products
(3 results)