2014 Fiscal Year Annual Research Report
医学会分科会認定修練施設の子育・勤務支援策調査と女性医師が継続就労できる職場選択
Project/Area Number |
24590636
|
Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
上塚 芳郎 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (40147418)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
冨澤 康子 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (00159047)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 女性医師 / 継続就労 / キャリア形成 / 外科 / 院内保育園 / 待機児童 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は最終年度として、【5】学会認定修練施設支援カタログ(一覧)と、【6】外国における女性医師支援調査を計画した。 【5】での、学会認定修練施設・病院の女性医師支援カタログ作成・公表では、日本外科学会の協力を得て、全国医学部・医科大学病院の調査を行い、その成果を論文にまとめた。また、報告書をWeb上で公開するところまで行うことができた。【6】国際的な調査は、外国でのキャリアデザイン、ネットワーク作り、メンターの探し方などの取り組みを米国ワシントンDCで開催された第6回Women in Surgery Career Symposiumと米国カリフォルニア州でのAmerican College of Surgery Clinical Congress 2014に出席し、情報収集した。また、文献、報告書、Web、報告書、他を用いて調査した。特にフルタイムを可能にする因子、子供の数、年齢、ルール作りなどに重点をおいた。子供の数と収入に関しては男性医師では子供の数が多くなると収入が増えるのに、女性医師では子供の数が多くなると収入が減ることが明らかになった。現在、雑誌への投稿に向けて準備中である。 日本において女性外科医は継続就労が困難であり、医学部・医科大学の本院にてはleaky pipelineが著明である。女性支援策として時短があっても、院内保育園を使えず、待機児童が多数いて、育児の諸問題が医局の人事に影響していることも明らかになった。
|
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] 全国医学部・医科大学附属病院の本院病院長に対する女性医師継続就労のためのアンケート調査-支援策を中心に2014
Author(s)
冨澤康子, 野村幸世, 池田正, 安藤久實, 柴崎郁子, 島田光世, 田口智章, 竹下恵美子, 葉梨智子, 山下啓子, 前田耕太郎
-
Journal Title
日外会誌
Volume: 115
Pages: 287-289
Peer Reviewed
-
-
-
[Presentation] パスの歴史2014
Author(s)
上塚芳郎
Organizer
第15回日本クリニカルパス学会学術集会
Place of Presentation
福井県あらわ市
Year and Date
2014-11-15
Invited
-
-
-
-
[Presentation] 全国医学部・医科大学病院の本院病院長に対する女性医師継続就労のためのアンケート調査 支援策を中心に2014
Author(s)
冨澤康子, 野村幸世, 池田正, 安藤久實, 柴崎郁子, 島田光生, 田口智章, 竹下恵美子, 葉梨智子, 山下啓子, 前田耕太郎, 日本外科学会女性外科医支援委員会.
Organizer
第114回日本外科学会定期学術集会
Place of Presentation
京都市
Year and Date
2014-04-03 – 2014-04-05