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2013 Fiscal Year Research-status Report

睡眠指導プログラムが労働者の健康及び安全性・生産性に与える効果

Research Project

Project/Area Number 24590757
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

田中 克俊  北里大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30365176)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田ヶ谷 浩邦  北里大学, 医療衛生学部, 教授 (50342928)
田中 美加  東海大学, 健康科学部, 准教授 (70412765)
Keywords睡眠教育 / 不眠の認知行動療法 / 労働者
Research Abstract

精密機械メーカーに従事する労働者を無作為に睡眠指導プログラム実施群と未実施群に割り付け、指導前後で、2群間の比較を行い、労働者の睡眠の改善、生活習慣病に関する指標の改善、安全性の向上に与える効果を検討した。
まず、指導を担当する産業保健スタッフの教育用に、睡眠指導マニュアルを作成し、このマニュアルをもとに睡眠指導を行うためのスタッフ向け教育を実施した。その後、医療介入が必要なケースのスクリーニングを行い、睡眠呼吸障害や周期性四肢運動障害などが疑われる場合は対象から除外した。その後、自記式質問票、アテネ不眠尺度、Pittsburgh Sleep Quality Index (PSQI)の他、睡眠日誌や簡易睡眠計(タニタSL511SD)による睡眠状況、現在の睡眠習慣をチェックし、睡眠衛生指導及び不眠のための認知行動療法(CBT-I)を用いた睡眠保健指導を行った。睡眠衛生に関しては、睡眠の影響(不眠と健康問題の関係)、睡眠の生理(サーカディアンリズムと睡眠覚醒リズム、睡眠と体温・自律神経との関係など)について説明し、具体的に望ましい睡眠を導く方法(光の利用の仕方、体温勾配のつけ方、望ましい睡眠のための準備など)を説明した。CBT-Iとして、これまでの海外での研究で有用性が示されている、刺激コントロール法、睡眠制限法、リラクセーション法、不眠に対する認知療法を用いた指導を行った。ブースター効果を目的に2週間後、1ヵ月後にも電子メールにてフォローアップを行った。
現在、介入3か月後の主観的睡眠評価(アテネ不眠尺度、不眠重症度尺度)、精神健康度(K-6)、パフォーマンス、、モチベーション等についてのフォローアップ調査と解析を行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

現在、一事業場についての介入とフォローアップデータの収集まで終了している。しかしながら、当初計画していた他事業場での実施が睡眠保健指導を担う保健師の退職や産休等により遅れての実施となっている。

Strategy for Future Research Activity

睡眠保健指導を担う保健師の退職や産休等により遅れての実施となっている事業場においても、2014年7月からの研究実施の目途がたったため急いで研究準備を進めているところである。また、当初は簡易睡眠計として自律神経測定も可能な東芝製の簡易睡眠計を用いる予定であったが、生産中止となったためタニタ製の簡易睡眠計に変更した。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

保健師の休職等により25年度に予定していた事業場での入研究が26年度に延長となった。
介入研究に必要な質問票の準備、簡易睡眠測定計の購入、データ入力、学会等での発表にかかる旅費等に使用予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2014

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 職域における睡眠衛生教育・保健指導の実践2014

    • Author(s)
      山本愛、磯島 学, 中村 佐紀
    • Journal Title

      産業精神保健

      Volume: 22 Pages: 21-27

  • [Journal Article] 職域における不眠の認知行動療法2014

    • Author(s)
      山本愛
    • Journal Title

      睡眠医療

      Volume: 8 Pages: 45-51

URL: 

Published: 2015-05-28  

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