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2013 Fiscal Year Research-status Report

小児生活習慣病予防に資する尿中バイオマーカーの疫学的検討

Research Project

Project/Area Number 24590791
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

清水 悠路  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任研究員 (40569068)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 磯 博康  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50223053)
Keywordsエコチル調査 / 環境因子 / 小児生活習慣病 / 尿中バイオマーカー
Research Abstract

エコチル調査では、子どもが胎児の時から13歳に達するまで追跡し、化学物質の曝露や生活環境が子どもの発達、健康にどのような影響を与えているかを明らかにするため、妊娠、生殖、先天奇形、精神神経発達、免疫・アレルギー、代謝、内分泌などのエンドポイントや多様な環境要因との関連を検討できる。
本研究は、エコチル調査の追加研究にあたる研究で、エコチル調査大阪ユニットセンターの参加者より採取した妊娠前期、妊娠中後期の尿を用いて、尿中バイオマーカーを測定し、母親の生活習慣病や小児生活習慣病への影響を検討することを目的としている。測定項目は、血圧値の予測マーカーとして、ナトリウム、カリウム、尿素窒素、糖尿病の予測マーカーとしてC-ペプチドである。
これまでの本研究への参加者は、5924人で、そのうち今年度は、2864人から同意を得た(今年度の同意取得率98%)。昨年度6月より参加者への結果返却を開始し、同意後、5203人の検査結果送付が済んでいる。これまでに測定できた妊娠前期における尿中ナトリウム濃度の平均値は、151.5±66.0 mEq/l、尿中カリウム濃度の平均値は、42.0±22.8 mEq/l、尿中尿素窒素濃度の平均値は、613.9±281.2 mg/dl、尿中C-ペプチド濃度の平均値は、112.9±113.3 ng/mlであった(N=5162)。また、妊娠中期~後期については、それぞれ、138.1±66.6 mEq/l、38.4±22.3 mEq/l、514.3±264.3 mg/dl、116.3±128.6 ng/mlであった(N=5080)。26年度は、25年度までに同意した方で未採尿の方の採尿、測定を継続するとともに、必要なデータをエコチル調査コアセンターから取得し、分析を進める。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

エコチル調査大阪ユニットセンターでのリクルートはおおむね予定通り進んでおり、本調査はエコチル調査で採取した検体を用いているため、参加者の手間がかからず、非侵襲的であるためと考えられる。

Strategy for Future Research Activity

26年度は、25年度までに同意した方で未採尿の方の採尿、測定を継続するとともに、補正に必要な尿中クレアチニン値、アウトカムとなる妊婦健診の血圧値や診断記録から糖尿病のデータ等をエコチル調査コアセンターから取得し、分析を行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

採尿が済んでいない方の検査費に充てるため。
最終年度の検査費に充当。その結果の分析、及び論文化を進める。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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