2014 Fiscal Year Annual Research Report
反復流産患者の出産率向上を目指した心理社会的治療法の開発
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24590808
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Research Institution | Sugiyama Jogakuen University |
Principal Investigator |
中野 有美 椙山女学園大学, 人間関係学部, 准教授 (60423860)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉浦 真弓 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30264740)
北川 眞理子 名古屋市立大学, 看護学部, 教授 (70141413)
明智 龍男 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80281682)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 反復流産 / 認知行動療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
反復流産を経験し抑うつ感や不安感を自覚している女性の心理的苦痛を軽減する最適な支援を認知行動療法の原理を用いながら工夫し形作ることが本研究の目的である。 まず、質的記述的分析を目的として包含基準を満たす女性達に生活場面で生きにくさを感じ抑うつ感や不安感が生じる具体的な状況についてインタビューを重ね、語りの内容を忠実に逐語化した。一方、インタビュー内容の整理と並行して、対象女性らに認知行動療法個人セッションを開始し、抑うつ感、不安感で苦しむ一般的な患者と比較した場合、どのような特徴があるか臨床現場の中で模索した。 そして、インタビュー内容の分析と臨床経験から、対象患者の抑うつ感や不安感がどのような状況や考え方に結びついているか、その特徴が概ね明らかとなった。ただし、分析手法は、質的記述的分析に及ばず、インタビュー内容の逐語記載に従って苦悩する状況と価値観を研究代表者がサマリーし、分担研究者(反復流産専門の産婦人科医と認知行動療法に熟達した精神科医)とディスカッションを重ねて分類していく方法を取った。このように作成したリストを参考にしながら、改めて標準的なCBT個人セッション(構造化され1回50分)を、反復流産を経験し臨床レベルの抑うつ感、不安を自覚している女性に実施した。DSM-Ⅳで適応障害、軽症のうつ病と診断される者14名に実施たところ、セッション平均数8.9±4.6回で、抑うつ感(BDI-Ⅱにより測定)不安感(STAIにより測定)が軽減することを確認した。
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Research Products
(2 results)