2013 Fiscal Year Research-status Report
日本人高齢者におけるサルコペニアの定義およびその妥当性の検証
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24590823
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
谷本 芳美 大阪医科大学, 医学部, 講師 (70411345)
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Keywords | 介護予防 / サルコペニア / 縦断研究 / 地域高齢者 |
Research Abstract |
平成24年度に地域高齢者を約800人を対象としたベースライン調査を行った。測定内容は①筋肉量②筋力③身体機能④口腔内水分量の測定と、生活機能や生活習慣、うつ、栄養に関するアンケート調査であった。その後平成27年度まで毎年転帰の確認を行うことにより、サルコペニアの定義づけやその妥当性について明らかにすることが本研究目的であり、平成25年度は平成24年度に参加した者に対する転帰確認の調査を施行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度には高槻市が高齢者を対象に郵送による質問票で行う介護予防の基本チェックリストの結果、2次予防事業対象者となった者も調査対象者として含める予定であった。しかし、高槻市は2次予防事業を平成24年度から民間委託にて行うことになったことと、さらに毎年委託業者を入札で決めるため、対象者の転帰の追跡が困難になることから対象者とはしないこととした。また、研究が予定通り遂行できなくなった時の対策として近隣の市町村に調査の依頼をするという予定をたてていたが、近隣の市町村は介護予防事業における2次予防事業よりも1次予防事業に重点を置き、基本チェックリストの施行を中止してしまった。これらのことから平成24年度におけるベースラインの対象者が予定よりも減ってしまった点で「おおむね順調に進展している」としたが、翌年以降の転帰確認については予定通り進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策については平成25年度と同様に平成26年度も対象者の転帰確認(要介護移行や死亡の有無)を行う。そしてデータの集計や解析を行い、適宜学会などで研究成果を発表する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
人件費に充てる予定額を使用する必要がなくなったために、次年度使用額が生じた。 今年以降の使用額が増加した分は、当初今年度に予定していなかった転帰確認のための人件費、英文校正代金に充てる予定。
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Research Products
(7 results)