2014 Fiscal Year Research-status Report
日本人高齢者におけるサルコペニアの定義およびその妥当性の検証
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24590823
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
谷本 芳美 大阪医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70411345)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 介護予防 / サルコペニア / 縦断研究 / 地域高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
地域高齢者約800人を対象とした、サルコペニアの判定を明らかにするための調査は、平成24年度にベースライン調査が終了した後、毎年転帰確認を行ってきた。初年度の測定項目は筋肉量、筋力、身体機能、口腔内水分量の測定と生活機能やうつ、栄養状態などに関するアンケート調査であった。平成26年度は2年後の転記確認を行ったところである。 さらに、平成25年2月より開始した介護予防(サルコペニア予防)のための運動介入についての調査は、平成26年度においても地域高齢者約60人を対象として6か月間の運動介入を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度に高槻市が介護予防事業で行う2次予防対象者の教室参加者を調査対象者にすることが出来なかったため、主に高槻市の街かどデイハウス利用者約800人を対象者としたベースライン調査を行った。その後転帰確認を平成25年度行ったが、平成26年度は既存していた市内9か所の街かどデイハウスのうち2か所が閉鎖となり、約100名の転記確認を行うことが困難となった。その点で「おおむね順調に進展している。」とした。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は主にデータ整理、入力、解析を行いサルコペニアについての検討を行う。さらには介護予防(サルコペニア予防)を目的とした運動介入の効果についても解析を行う。これら成果については適宜学会発表や論文作成を行う予定である。
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Causes of Carryover |
3472円生じた理由は人件費が予定より少なくて済んだため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度使用額が3472円生じたが、これはデータ整理および入力に要する人件費の一部にあてる。
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Research Products
(8 results)