2015 Fiscal Year Research-status Report
日本人高齢者におけるサルコペニアの定義およびその妥当性の検証
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24590823
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
谷本 芳美 大阪医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70411345)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 介護予防 / サルコペニア / 運動介入 / 地域高齢者 / 縦断研究 / 介入研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成24年に地域高齢者を対象に、初年度の調査を行った。測定内容は①筋肉量、②筋力、③身体機能、④口腔内水分量、また、自記式質問紙は①生活機能、②生活習慣、③うつ、④栄養とした。その後25年、26年と2年間転帰の確認を行った。初年度参加者は578人であり、25年は442人、26年は406人の転記の確認ができた。初年度のサルコペニアの状態がその後の虚弱性に関連するかの妥当性について検討するためのデータ整理および解析を行った。 また、介護予防を目的とした加速度トレーニング機器を用いた6か月間の運動介入も行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
地域高齢者を対象としたサルコペニアに関する縦断研究については初年度578人が参加し、その1年後は442人(76.4%)、2年後は406人(70.2%)の転記確認を終了している。 一方、介護予防を目的とした加速度トレーニング機器を用いた介入研究については現在までの所、約100名を対象に調査を終了した。
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Strategy for Future Research Activity |
コホート研究から得たデータよりサルコペニアのその後の虚弱性との関連について判定方法も含めた妥当性の解析を行う。 介護予防を目的とした加速度トレーニング機器を用いた介入研究は対象者から好評を得ており、若干名に対して追加で現在も介入研究を継続している。介入研究終了後は介護予防における運動介入の効果について解析を行う予定。
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Causes of Carryover |
介護予防を目的とした運動介入を次年度も継続するための費用を繰り越した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
主に運動介入に必要なトレーナーに対する人件費および研究に必要な諸経費に充てる。さらには解析結果を報告する費用も使用する予定。
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Research Products
(3 results)