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2014 Fiscal Year Annual Research Report

免疫学的劇症肝炎モデルマウスにおける新たな細胞治療の基礎的検討

Research Project

Project/Area Number 24590966
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

石上 雅敏  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (90378042)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 後藤 秀実  名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10215501)
石川 哲也  名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10288508)
丸山 彰一  名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10362253)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords急性肝不全 / 動物モデル / 脂肪由来幹細胞 / 免疫調整作用 / 治療応用
Outline of Annual Research Achievements

本研究において、昨年度までに我々は以下の点を明らかにしてきた。①ConA急性肝障害モデルマウスにおいて、投与8時間後においてLASC投与群の方がcontrolと比較して血清ALT値の上昇が有意に抑えられていたが、その効果は24時間後には見られなくなった。②24時間後の肝組織を比較すると、LASC投与群においてConA投与によるCD3,CD4,CD8の発現が抑制されていた。③in vitroにおいて、PMA,ConA刺激下脾細胞との共培養において、LASCは濃度依存性に刺激脾細胞の増殖を抑制した。これらの効果からLASCの免疫調整作用が示唆された。
今年度は上記に加えて以下の検討を行った。
①In vitroでの単核球成分のpopulationの変化を見ると、ConA刺激下で刺激なしの状態より刺激下でCD3,CD4,CD8陽性細胞の比率が増加、それに対し、CD19、NK1.1陽性細胞の比率には変化がなかった。ConA刺激下脾細胞をLASCと共培養することによりCD3,CD4,CD8陽性細胞の比率は低下、CD19,NK1.1陽性細胞では変化は見られず、in vivoにおける肝障害抑制効果はT細胞を介していることの裏付けとなった。
②LASCのCharacterを明らかにするためにLASCから抽出したmRNAを検討、IL-1α、TNF-α、iNOSの炎症性サイトカインと共にIL-10,TGF-βの抑制性サイトカインの発現が認められた。このことからLASC自身に何らかの免疫調整作用があることが示唆された。
これら3年間の研究成果をまとめ、現在論文投稿準備中である。

Remarks

現在論文投稿準備中。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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