2013 Fiscal Year Research-status Report
腹部大動脈瘤におけるCD44の分子病態制御機構の解明と新たな治療法の基礎確立
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24591053
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
三好 亨 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (70444651)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 一文 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (10335630)
米澤 朋子 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (30304299)
吉田 賢司 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (70532761)
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Keywords | CD44 / 腹部大動脈瘤 / ヒアルロン酸 |
Research Abstract |
CD44ノックアウトマウスを用いての解析は順調に進んでいる。腹部大動脈瘤モデルを作成し、それを野生型マウスのモデルと比較。炎症性サイトカインや遺伝子発現や細胞外マトリックスの発現に有意な差があることを確認した。 また、培養系での実験も順調に進んでいる。大動脈から血管平滑筋の初代培養を行い、ヒアルロン酸の分子サイズによる反応の違いについて検討した。低分子のヒアルロン酸は、高分子のヒアルロン酸に暮らべて、血管平滑筋への炎症惹起作用が強いことが分かった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
動物モデルでの実験も、培養系での実験も順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
CD44ノックアウトマウスとApoE欠損マウスとの二重欠損マウスの大動脈瘤モデルを作成し、これまでCaCl2モデルで得られた結果と比較する。また、ヒアルロン酸の分解が重要であることが分かってきたため、その分解を抑制する物質をマウスに投与することで腹部動脈瘤進展抑制効果が得られるかどうかを検討していく。
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Research Products
(1 results)
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[Presentation] Vildagliptin, a dipeptidyl peptidase-4 inhibitor, ameliorates the development of CaCl2-induced abdominal aortic aneurysm in mice via anti-inflammatory effects2013
Author(s)
Y. Noda, T. Miyoshi, T. Yonezawa, H. Oe, N. Toh, Y. Oono, K. Nakamura, H. Morita, K. Kusano, H. Ito
Organizer
ESC2013
Place of Presentation
オランダ、北ホラント州、アムステルダム
Year and Date
20130831-20130831