2014 Fiscal Year Annual Research Report
全ゲノムシーケンスによるMAC菌分子疫学の確立と環境感染に関する病原遺伝子の探索
Project/Area Number |
24591479
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
伊藤 穣 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80362482)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三嶋 理晃 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60190625)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | VNTR / 環境曝露 |
Outline of Annual Research Achievements |
肺Mycobacterium avium complex症では、抗菌治療により排菌停止してもしばしば再発が認められるが、私どもが標準3剤の抗菌薬にて治療をした72例の肺MAC症患者のうち52例(72.2%)が排菌停止し、15例で再発を認めている。このうち、13例は再感染と考えられる排菌停止後1年以上たってから再排菌だった。排菌停止後の再発あった15例となかった37例の比較では、再発例で高頻度土壌曝露、とくに治療開始後での土壌曝露が有意に多かった(53.3% vs. 5.4%, P=0.003)(BMC Infect Dis 2014;14:522)。
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Research Products
(1 results)