2014 Fiscal Year Research-status Report
イメージングマススペクトロメトリーを用いた皮膚内代謝物可視化法の確立
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24591632
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
井上 菜穂子 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 助教 (00509515)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 脂質 / イメージング / セラミド / 質量分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は皮膚組織における脂質代謝物の空間的な分布を明らかにする事である。表皮特異的な脂質であるセラミドは、皮膚のバリア機能や免疫に関与していると考えられている。セラミドには複数の分子種が存在しているが、それらを個々に局在可視化する手法はこれまで存在せず、分子種ごとの性質・機能などの詳細な解析が困難であった。本研究では脂質の局在可視化法として注目されているイメージングマススペクトロメトリーの手法を用いて、皮膚組織内代謝物、特にセラミドの局在可視化法の確立を試みることを目的とする。 当初の予定では本年度が最終年度であったが、昨年度の11月より出産及び育児によって事業を中断した。本年度の12月より復帰したものの、当初の予定の事業を遂行できなかったため、来年度まで研究期間を延長することとした。復職後はこれまでの研究データをまとめ、さらにこれまでのマウスの実験では検出できなかったヒト型セラミドを可視化するためのモデル構築を行う条件検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
出産及び育児休暇を取得したため、研究を1年休止した。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度は最終年度となる。最終年度は今年度までに確立した技術の応用範囲を広げて、問題点などを挙げられるよう手法のブラッシュアップを行う。また、豚の表皮を用いてヒト型セラミドの可視化を検討する。広く皮膚科学の分野に本法を広めるための学会・セミナー発表を積極的に行う予定である。また、共同研究等で頂いた実際の試料の測定を進め、成果として報告していくことを目標とする。
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Causes of Carryover |
昨年度の11月より出産及び育児によって事業を中断した。本年度の12月より復帰したものの、当初の予定の事業を遂行できなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
当初の予定通りの最終年度の研究計画に沿って、支出をしていく予定である。
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