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2013 Fiscal Year Research-status Report

3T高磁場MRIによる膵の非侵襲的機能画像の開発:ASL手法を用いた新しい試み

Research Project

Project/Area Number 24591744
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

津田 雅視  東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (10312555)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 麦倉 俊司  東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20375017)
松浦 智徳  東北大学, 大学病院, 助教 (50623188)
Keywords膵血流 / 定量解析 / MRI / ALS
Research Abstract

昨年3月に東北大学の倫理委員会より研究計画の内容について承認を得られたため、健常被験者を対象とした3T MRIによる膵血流の画像化を行う為の撮像条件の検討を開始した。
消化管の蠕動によるアーチファクトの影響を避けるため、撮像開始2時間前の絶飲食とし、蠕動の影響は軽減されたが、それでも3T MRIでのArterial Spin Labeling (ASL)法ではアーチファクトの影響が大きく、ラベリングを行う断面を変更することとした。
研究当初に使用を予定していた撮影装置では断面の変更が困難であったため、断面の変更が可能な撮影装置を変更し新たに撮像条件を変更することとした。
また、腹部・骨盤部での機能画像の撮影方法も参考とするべく今年度9月にイスタンブールで開催されたヨーロッパ泌尿婦人科放射線学会に出席し、腎臓・前立腺領域での血流の画像解析に関する発表を聴講し情報収集に努めた。膵臓を含めた腹部実質臓器の血流解析に関連した文献検索新たに行いMRIでの膵血流解析に必要な撮影条件の検討を行った。
撮影機種を変更後に行った検討では、絶飲食の時間や撮影のパラメーターに変更は要しなかったが、ラベリングの断面については解析に必要な信号を得るために膵頭部、体部おび尾部では各々異なる断面を必要とした。このため、被験者の撮像を開始していくにあたり、1回の撮像時間を考慮し膵尾部血流の画像化を先行して行い、同時に解析可能近接する脾臓・腎臓の血流像と対比することで画質評価を行うこととした。被験者による膵尾部の血流解析は本年度2月より開始しており、現在、4名の撮影を終了している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

Arterial Spin Labeling (ASL)法を使用した3T MRI での膵血流解析は初めての試みであるため、今年度はヨーロッパ泌尿婦人科放射線学会に出席し、腎臓・前立腺領域での血流の画像解析に関する発表を聴講し情報収集に努めた。また、膵臓を含めた腹部実質臓器の血流解析に関連した文献検索を引き続き行った。
Arterial Spin Labeling (ASL)法で血流解析が可能な画像を得るために、ラベリングを行う断面を変更する必要が生じたため、年度途中で撮影装置の変更を余儀なくされたが、年度内に健常被験者を対象とした血流解析を目的とした3T MRI の撮影が開始されており、年度末時点で4名の被験者で撮影が終了している。

Strategy for Future Research Activity

健常成人被検者を対象とした膵血流解析を引き続き継続する。
解析された結果の同一の計測者と異なる計測者の間での数値の再現性を検証し、個々の結果について解析を行い、intra-observer およびinter-observer 間の解析結果を比較することで値の再現性を検証する。
3T MRI の膵血流解析で健常成人被検者より得られる正常値を従来のCT による膵血流解析で報告されている正常値と比較し乖離の有無につき検討を行う。
得られた結果について国内・国際学会に発表を行い、論文投稿を行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

膵血流解析を行う為の3T MRI撮影装置を撮影条件の変更に伴い装置自体を新たなものに変更したため、実際の撮影開始時期が年度末になり、撮影を行った被験者への謝金等に見込まれていた金額が次年度に繰り越されたため。
今年度は継続して行われる撮影の被験者への謝金の他、成果発表のために参加する国内・国外の学会旅費や論文投稿準備のための費用として使用する予定である。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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