2014 Fiscal Year Research-status Report
3T高磁場MRIによる膵の非侵襲的機能画像の開発:ASL手法を用いた新しい試み
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24591744
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
津田 雅視 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (10312555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
麦倉 俊司 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20375017)
松浦 智徳 東北大学, 大学病院, 助教 (50623188)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 膵血流 / ASL / MRI |
Outline of Annual Research Achievements |
平成25年3月に東北大学倫理委員会で承認を得られた研究計画に基づき、健常被験者を対象とした3T MRIによる膵血流の画像化を行う為の撮像条件の検討を開始した。 消化管の蠕動によるアーチファクトの影響を避けるため、撮像開始2時間前の絶飲食とし、蠕動の影響は軽減されたが、それでも3T MRIでのASL法ではアーチファクトの影響が大きく、ラベリングを行う断面を変更することとした。 研究当初に使用を予定していた撮影装置では断面の変更が困難であったため、断面の変更可能な撮影装置に変更し新たに撮像条件を設定した。また、膵臓を含めた腹部実質臓器の血流解析に関連した文献検索を新たに行い、膵血流解析に必要な撮像条件を検討した。撮影装置の変更で、絶飲食の時間や撮影のパラメーターに変更は要しなかったが、ラベリングの断面は頭部、体部および尾部で異なる断面を必要とした。このため、被験者の撮像開始にあたり、一回に要する撮影時間を考慮して膵尾部血流の画像化を先行し、同時に撮影可能な脾臓・腎臓の血流像を対比することで画質評価を行った。 被験者による膵尾部の血流解析は26年度2月より開始した。 最終的に検査に同意を得られた被験者で、膵血流解析の為の撮影を膵頭部・尾部・体部について別々に行った。1名につき3回の撮影を必要としたため、6名の被験者で撮影を行った。初回の撮影では被験者間の撮影で得られた計測値が被験者間で差が大きかったため、1ヶ月以上空けて再度撮影を行った。頭部はラベリングの断面を複数設定して撮影を試みたがアーチファクトの影響が大きく、再撮影は体部・尾部のみ実施した。平成26年12月に全体の撮影を終了とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データ収集は終了し、現在は解析の段階である。当初は平成27年3月開催のヨーロッパ放射線学会に成果発表の予定であったが、演題の採択された同年6月開催のヨーロッパ腹部放射線学会で成果発表を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
成果発表のデーターは同一計測者が計測した値で行い、論文投稿は複数の計測者のデーターを使用した、intra-observerおよびinter-observer間の解析結果も含めて投稿予定である。
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Causes of Carryover |
平成26年度にMRIで膵血流解析を行い、その結果に基づき平成27年3月開催のヨーロッパ放射線学会で成果発表する予定であったが、分析で得られた計測値が被験者間で差が大きかったため、計画を変更し計測値の再現性を検討するために、同一の被験者で間隔を1ヶ月以上空けて計測を行うこととしたため、次年度使用額が生じた
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
計測値の再現性の検討も含めて成果発表・論文投稿を27年度に行うことし、成果発表は演題の採択された6月開催のヨーロッパ腹部放射線学会で行い、以降に論文投稿のための執筆を行う予定であり、未使用額はその経費に充当される。
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Research Products
(1 results)