2013 Fiscal Year Research-status Report
認知心理学的なシミュレーション画像評価法によるモニタ診断の信頼性に関する研究
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24591753
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
吉村 公美子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教務職員 (90419151)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二橋 尚志 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (00426496)
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Keywords | 画像診断 / 読影実験 / 液晶モニタ |
Research Abstract |
本研究は,モニタによる画像診断(モニタ診断)に用いるモニタの性能を評価し,診断に適したモニタの基準を得ようとするものである。 ①モニタの物理的測定,②ファントム画像による認知心理学的なシミュレーション読影実験,③臨床画像による読影実験を行い,これらの結果からモニタ診断にタブレットPCを含めた汎用モニタを用いることの医学的な信頼性を検証する。 平成25年度は,昨年度に引き続き①モニタの物理的測定および③臨床画像による読影実験の準備を中心に行った。②ファントム画像による認知心理学的なシミュレーション読影実験は,一部③臨床画像による読影実験に盛り込む予定で進めた。①モニタの物理的測定は,結果をまとめ論文に投稿をした。白黒の画像だけでなく,カラー画像の表示についての測定を行い,タブレットPCと医療用モニタを比較した。しかし,問題が生じたため,今後に解析を追加し,論文を再投稿する予定である。③臨床画像による読影実験は,急性期脳梗塞のCT画像を収集し実験を行う準備を進めた。 平成26年度は,残りの実験や解析を行い,研究の統括をする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
①物理的評価や③臨床画像による実験については,論文の投稿および追加実験の検討など,おおむね順調に伸展している。 ②のファントム画像による実験は,ファントム画像は臨床画像の模擬的な画像のため,臨床画像による実験が可能ならば,そちらを優先する。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も昨年度に引き続き,途中となっている実験を実施していく。26年度は最終年度のため,足りないデータなどがあれば追加実験を行い,研究の統括をする。臨床画像の追加実験が可能となれば,その結果も含めて研究統括を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究計画当初と変更して高額となるソフトウエアの開発費用の捻出のため,平成24年度に様々な支出を控えました。このソフトウエア開発をして行う実験は,共同研究者の意向で不要となった。平成25年度に研究で必要なものを購入したが,差額が生じてしまった。 実験を今後に行う予定であるため,差額となった部分で,必要なものを購入予定である。
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[Journal Article] Comparison of liquid crystal display monitors calibrated with gray-scale standard display function and with γ 2.2 and iPad: observer performance in detection of cerebral infarction on brain CT.2013
Author(s)
Yoshimura K, Nihashi T, Ikeda M, Ando Y, Kawai H, Kawakami K, Kimura R, Okada Y, Okochi Y, Ota N, Tsuchiya K, Naganawa S.
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Journal Title
American Journal of Roentgenology
Volume: 200(6)
Pages: 1304-9
DOI
Peer Reviewed
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