2013 Fiscal Year Research-status Report
フコイダン-超常磁性体酸化鉄を用いた頭蓋内活性化血栓の検出
Project/Area Number |
24591822
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
鈴木 通真 順天堂大学, 医学部, 准教授 (20534811)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
君塚 孝雄 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70348952)
京極 伸介 順天堂大学, 医学部, 准教授 (60205028)
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Keywords | 国際研究者交流フランス |
Research Abstract |
当面の造影剤は充分量の保管が期待されていましたが、フランス国立衛生科学研究所(INSERM)のU698に造影剤の作成を依頼しております。フコイダンを付与した造影剤の作成系に変更があったとのことで、これまでの造影剤とはことなる緩和値が測定されたとのことでした。従前のものよりもr2値に高く、緩和時間が短いため、これまでのものと同じく実験系を確立できるように依頼しています。 脳梗塞作成モデルに関して、引き続き、頚動脈から挿入する細径フィラメントの入手が困難な状況ですが、細径フィラメントは既存のものとして、先端部の加工処理を市販のシリコン作成キットでコーティングすることで鈍的に加工することが可能とのこと。代用可能な目処がつきました。代替策として検討されていたFeCl3に関してですが、文献的検索とINSERMとの相談において、開放した頚動脈周囲にFeCl3を添付する場合、血栓の分布に再現性が望めないことから中止となりました。 動物実験系について、日立製作所研究所における装置は機種が従前と同等(Bruker社製Biospin7T)で操作にも順応しやすいため、こちらを利用させていただくことと考えています。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
実験計画の上では保管されているものよりも多くの造影剤が必要である。造影剤の安定した供給を依頼しているが、実験系の変更に伴い、異なる力価の造影剤が完成してしまっている。7月までに従前の造影剤の確保が可能な見通しがついている。
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Strategy for Future Research Activity |
造影剤の完成後、空輸では通関などで時間的限界が否めないため、自ら造影剤を入手しに行きます。 入手後は日立研究所の協力を得て、速やかに実験を完了します。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実際の実験系がスタートできなかったことによります。 造影剤入手にかかる渡航費、造影剤入手後のMRI撮影にかかる費用のほか、最新の知見を得るための研究会等参加費に用いられることが予定されています。
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