2012 Fiscal Year Research-status Report
高リスク女性に対する個別化検診をめざした乳癌罹患定量的アルゴリズムの開発
Project/Area Number |
24591915
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
千島 隆司 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員准教授 (70438141)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 孝 横浜市立大学, 市民総合医療センター, 准教授 (80275049)
山田 美千代 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員研究員 (10328437)
菅江 貞亨 横浜市立大学, 付属病院, 助教 (60644490)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際情報交換 |
Research Abstract |
日本人用乳癌罹患リスク予測モデル作成のため米国研究協力者と会議を重ね、引用する乳癌リスク因子の検討をし、それらを利用したアンケート調査を開始すべく、当該年度はその調査の準備期間であった。アンケート調査は、健常者においては神奈川県民を対象とした検診開催時に乳癌リスク因子に関しての調査を、また担癌者の調査は、当大学病院における受診者を対象とし行うものである。 これまで該当リスク因子の検討、アンケート調査作成、諸検診機関への協力依頼、方法・運用の作成に関して準備を行ってきた。 リスク因子の検討に関しては、文献などにより網羅的に世界の他の国々とのリスク因子の相違に関しても議論を活発に行い、最終的には日本における乳癌診療ガイドラインに沿った形で因子の洗い出しを行い、アンケート調査用紙を作成した。諸検診機関とは会議を重ね、行政が行う検診のさまたげとならないよう、円滑に調査を実行できるよう努め、協力をほぼ予定通り得られることとなった。検診機関、大学病院ともに、円滑な調査のため、運用に関しては、頻回に会議を行い、担当部署への負担を減らす努力を行った。 本研究においてこの第一段階であるアンケート調査は本幹にあたるもので非常に重要なため、時間を惜しむことなく割き、十分な話し合いをもち、本研究の遂行が確実に行えるように配慮した。 準備は順調に進み、現在実行への最終調整中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
日本人用乳癌罹患リスク予測モデルの作成にあたり、第一段階である「データベース作成」の準備がおおむね整い、アンケート調査開始可能な段階へと進んでいるため、おおむね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、当該年度に準備したアンケート調査を実施し、データベースの作成にあたる。当該年度に購入した物品は、次年度のアンケート調査準備・実行、データベース作成において必要とするものであり、現在有効に利用されている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度においては、調査用紙作成にかかる経費(用紙、印刷費、集計にかかる経費)として研究費を使用予定である。またこれらの経費に加え、協力機関の増加にあたり、次年度にも当該年度と同様の物品を購入する可能性があるため、アンケート調査の実施にあたり、当該年度から経費を繰り越すよう努めてきた。
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