2013 Fiscal Year Research-status Report
生体吸収性素材を用いた食道損傷部における低侵襲治療法の開発
Project/Area Number |
24591959
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
合川 公康 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20438823)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮澤 光男 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (20200165)
小山 勇 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60178390)
岡田 克也 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (60364775)
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Keywords | 消化器外科 / 食道外科 / 縫合不全 / 生体吸収性素材 / 生体吸収性ステント / 消化管ステント |
Research Abstract |
大きく分けて以下の3つの実験系を検討する予定であった。 ①生体吸収性自己拡張型カバードステントを用いた急性期食道穿孔治療の検討 既に、科研費申請時、進行中の研究で有り、良好な成果が得られている。2014年日本外科学会、2014年日本消化器病学会で発表した。日本消化器病学会においては同研究において第27回日本消化器病学会奨励賞を受賞した。 ②生体吸収性自己拡張型カバードステントを用いた食道全周性ESD部の狭窄予防効果の検討。ESD後の狭窄予防効果においては長期間大動物の経過観察が必要で有り、このことは当大学の施設管理や動物倫理において困難で有り、実験は進んでいない。狭窄を作成後の生体吸収性素材による修復は良好な成果をおさめており、これについては、Disease of the esophagus誌に投稿し、現在revise作成中である。 ③生体吸収性瘻孔プラグを用いた、食道皮膚瘻の治療 現在進行中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大動物における長期の経過観察が、施設管理や動物倫理において難しくなってきている。
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Strategy for Future Research Activity |
大動物における長期の経過観察が難しく、実験計画における24週の経過観察を12週へ短縮することを検討中である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
動物実験施設における施設使用規約が変わり、思うように動物実験が進まなかった。 実験動物の観察期間を変更するなどして、実験計画に合致した研究を進めたい。
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Research Products
(2 results)