2014 Fiscal Year Research-status Report
ナノバブル超音波増強法を用いた肺静脈からの逆行性アプローチによる肺への遺伝子導入
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24592084
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
土田 正則 新潟大学, 医歯学系, 教授 (60293221)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小池 輝元 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (90635723)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 遺伝子導入 / 逆行性導入 / ナノバブル / 肺 |
Outline of Annual Research Achievements |
肺への遺伝子導入は気道経路の投与手法が主体で、肺動脈、肺静脈といった血管経路での投与では高い導入効率は報告されていない。 当研究では、肺静脈から逆行性に遺伝子を導入すること、ナノバブルを溶解液として使用することで細胞への取り込み効率が向上することを目標とした。 これまでの実験では肺静脈から逆行性に注入する方法では、肺動脈から順行性に注入する方法に比べて、遺伝子導入効率が100倍近く向上することを確認した。hydrodynamics-based transfectionの原理に基づくもので、研究期間内に適切な容量と圧の持続時間を決定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ナノバブルにプラスミドを溶解する条件設定に時間を要している。適切な条件が決まり次第導入実験に移行する。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度はナノバブルにプラスミド遺伝子を溶解し、順行性、逆行性の注入ルートで各々導入効率の変化を検討する。ナノバブルを用いることでの肺組織への影響も検討する。
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Causes of Carryover |
ナノバブルにプラスミドを溶解する条件設定の再検討を要したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
新たにナノバブル液購入、マーカー遺伝子の作成、アッセイを行うための試薬購入に使用する。
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