2014 Fiscal Year Annual Research Report
生体・脳死肺移植におけるメモリー細胞と制御性T細胞/ThTh17バランスの解析
Project/Area Number |
24592088
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
青山 晃博 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60379047)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊達 洋至 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60252962)
板東 徹 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20293954)
陳 豊史 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00452334)
佐藤 雅昭 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00623109)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 生体移植 / 脳死移植 / メモリー細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
移植された固形臓器に対する拒絶反応は主に3つの機構を介していると証明した。 1. 非特異的な自然免疫:NK細胞、マクロファージなどが関与、獲得免疫のうちの2. T細胞性拒絶:抗原提示細胞(ドナー由来もしくはレシピエント由来)がドナー抗原をT細胞に提示しT細胞を活性化、3. 液性拒絶:感作されたT細胞により、B細胞・形質細胞の抗体産生を誘導、である。 臨床的には術後早期に約50%が急性細胞性拒絶を経験し、 また慢性拒絶反応の病理病態とされる閉塞性細気管支炎(bronchiolitis obliterans syndrome、以下BO)が遠隔機死亡の大きな要因である。BOが獲得免疫だけでなく、炎症や感染など種々の要因があると考えられているが、急性細胞性拒絶のeventは BOのリスクであることは分かっており、適切に患者の免疫学的状態を把握することは、適切なタイミングと方法で拒絶反応を治療もしくは予防することを可能にするという点で 臨床的に有意義と考えられた。この臨床成績をprospectiveに評価、データ集積を行い、将来的にはtailor-madeな免疫抑制療法を確立していくことが次なるステップである。
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