2013 Fiscal Year Research-status Report
体外式肺還流装置による脳死マージナルドナー肺の移植前評価・治療に関する研究
Project/Area Number |
24592091
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
大藤 剛宏 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (40452578)
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Keywords | 体外臓器リカバリーシステム / Exvivo lung perfusion |
Research Abstract |
体外循環式肺還流装置の基礎研究を進めた。 そして臨床応用を念頭に置いた実験を繰り返すことにより手技の確立とともに安全性を確保した。 実際の手術室で、麻酔開始呼吸器外科医、手術室ナース、人工心肺技師による臨床シミュレーションを行った。 脳死した臓器提供があった際、医学的に使用が難しいはいで、すべての移植施設が使用を断念したケースで、初の臨床応用を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
臨床応用に向けた基礎実験、シミュレーションが行われ、国内初となる臨床ケースへの導入を行えた。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床応用の結果、医学的理由で使用を断念された肺を、体外臓器リカバリーシステムで肺のコンディションを整えることで、移植前には瀕死の状態であった患者の救命に成功した。 今後はさらに研究を重ね、どの程度まではいはリカバリーできるのか探求していく予定である
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
予定よりも必要物品が少なかった 事務部品を購入予定である
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Research Products
(1 results)