2014 Fiscal Year Annual Research Report
肺癌個別化医療を目指した肺癌予後予測診断システムの構築
Project/Area Number |
24592098
|
Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
伊豫田 明 東邦大学, 医学部, 教授 (10302548)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 之俊 北里大学, 医学部, 教授 (90321637) [Withdrawn]
秦 美暢 東邦大学, 医学部, 准教授 (90349910)
田巻 一義 東邦大学, 医学部, 助教 (80385799)
佐藤 史朋 東邦大学, 医学部, 助教 (30385736) [Withdrawn]
大塚 創 東邦大学, 医学部, 助教 (70408855)
牧野 崇 東邦大学, 医学部, 助教 (30459797)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 肺癌 / 個別化 / 予後 / システムの構築 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究に関しては、ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する申請書を東邦大学倫理審査委員会へ提出し、審査を受けすでに承認済みである(平成25年9月3日、申請番号25047、テーラーメイド医療を目指した原発性肺癌に対する遺伝子解析)。採取した組織検体に対して、免疫染色による個々の化学療法の標的マーカーの蛋白発現プロファイルを解析した。標的マーカーとして、topoisomerase I, II (TOPO1, 2)、excision repair cross-complementing gene 1 (ERCC1)、class III beta tubulin (TUBB3)、EGFR mutation (L858R)が挙げられる。これらの発現率をLCNECと肺腺癌で比較検討した。また採取した組織検体に対して、epidermal growth factor receptor(EGFR) exon 18-21における変異をDirect Sequence法・Scorpion ARMS法を用いて検出を行った。結果としてTOPO 2の発現に関しては、LCNEC症例は腺癌症例に比べ有意に高頻度に認められた。またEGFR mutation (L858R)に関しては,腺癌症例において有意に高頻度に存在しており、LCNEC症例では認められなかった。TOPO 1、TUBB3、ERCC1に関しては両群に差は認められなかった。論文としては、臨床データをまとめた「Metachronous second primary lung cancer surgically treated five years or more after the initial surgery」がMolecular and Clinical Oncology誌にacceptされ、acknowledgementに本研究費のサポートを受けた趣旨を記載した。
|
Research Products
(4 results)
-
-
[Presentation] 肺大細胞神経内分泌癌手術例の臨床病理学的検討2015
Author(s)
牧野崇, 秦美暢, 大塚創, 佐藤史朋, 肥塚智, 田巻一義, 笹本修一, 磯部和順, 栃木直文, 渋谷和俊, 伊豫田明
Organizer
第114回日本外科学会定期学術集会
Place of Presentation
国立京都国際会館(京都府京都市)
Year and Date
2015-04-04
-
[Presentation] 肺高悪性度神経内分泌癌の術後再発の検討2014
Author(s)
牧野崇, 秦美暢, 佐藤史朋, 大塚創, 肥塚智, 田巻一義, 笹本修一, 磯部和順, 栃木直文, 渋谷和俊, 伊豫田明
Organizer
第31回日本呼吸器外科学会総会
Place of Presentation
ホテル日航東京(東京都港区)
Year and Date
2014-05-29
-