2015 Fiscal Year Annual Research Report
MPTPサルにおけるSTN-DBS刺激強度と効果発現に関する病態解明の研究
Project/Area Number |
24592157
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
浅川 哲也 浜松医科大学, 医学部, 講師 (00469917)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉山 憲嗣 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (00235904)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | パーキンソン氏病 / サルモデル / 脳深部電気刺激術 / 視床下核 / PET |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は最初にサルパーキンソン病モデルにSTN-DBS術を実施し、異なる頻度(30Hz、145Hz)刺激の効果を行動判定テストで確認し、次に異なる頻度での刺激をしながら、H215O-PETで、脳内の賦活されたエリアを同定し、高頻度刺激の有効性の機序を明らかにする研究である。我々は、新規MPTP全身投与サルモデルを確立し、又はサル無麻酔下PET計測のため、固定具の開発と不可欠な行動判定テストの開発を行った。PET計測の結果片側の高頻度(145Hz)のSTN-DBSで、両側の 前運動皮質が賦活された。このデータはDBSの機序は運動の改善だけではなく、運動の準備及びイニシエーションも改善することを示唆している。これらの成果は、DBSの機序に知見を提供できる。
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Research Products
(2 results)