2012 Fiscal Year Research-status Report
実・仮想両空間相互介入型の先進的ナビゲーション技術の開発
| Project/Area Number |
24592158
|
|---|
| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
| Research Institution | Nagoya University |
|---|
Principal Investigator |
藤井 正純 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10335036)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 健策 名古屋大学, 情報連携統括本部, 教授 (10293664)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
| Keywords | Interactive Navigation / 3D-Virtual Navigation |
|---|
| Research Abstract |
本研究は、リアルタイムで継続的なナビゲーションを精度良く実現し、かつ、現実の空間情報と仮想的空間情報を相互にやりとりすることで、より現実に近い画像を理解しやすい3D画像として表示することを目指している。
一つの柱であるTribrid Navigationでは、光学式ナビゲーションの位置情報および磁場式ナビゲーションの位置情報等の補正を行う必要があり、これに関する検討を行った。光学式ナビゲーション情報については、二社のものを検討、磁場式ナビゲーションでは板型の磁場ソースと、ボックス型磁場ソースを用いて、それぞれ位置情報を取り出して比較した。補正方式について情報収集およびアルゴリズム検討を行った。
また、もう一つの柱であるInteractive Navigationについては、模型を使った実験を行い、模型の骨掘削を行うことで、ナビゲーション表示上もで骨掘削をリアルタイムに反映させることに成功した。頭部3DCTのDICOMデータを用いて、脳動脈、脳静脈などをセグメンテーションした上で、これを3Dプリンターで出力した石膏モデルを作成した。石膏モデル上での骨削除手術をナビゲーションガイド下で行った。本検討では、を光学式ナビゲーションを用いて継続的なナビゲーションが可能な環境下で行い、3Dバーチャルイメージを用いたナビゲーション上で表示を行った。ナビゲーションに表示された骨削除部を掘削し、ドリル先端情報をナビゲーションにフィードバックして、画像表示を更新した。問題点として、精度によっては、相互の介入が適切に行われないことがあり、今後の検討課題とした。
上記の成果について学会発表を行った。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Tribrid Navigation等のソフトウェア開発では、近年のWindows OSのアップデート等により、当初予定していなかった対応を迫られており、これについて予定より遅れが発生している。
|
| Strategy for Future Research Activity |
今年度に引き続きTribrid Navigation開発ならびにInteractive Navigation開発を行う。現時点で本年度はWindows OSに関してOS7での環境で、今後のソフトウェア開発をすすめて行くことを予定している。これに基づいて、研究環境の整備ならびに、研究開発の遂行を行う予定である。また、3D Virtual Navigationとして実装して、模型を使用した基礎的な実験を遂行する。
|
| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本年度は、備品に関して当初２４年度に購入を予定していた、コンピュータ等の整備を行う予定である。また、学会発表ならびに情報収集費、倫理委員会申請費用等を予定している。
|
