2012 Fiscal Year Research-status Report
血管新生抑制因子と低酸素反応阻害因子併用による新しい悪性グリオーマ化学療法の確立
Project/Area Number |
24592178
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
林 拓郎 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (40296611)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣瀬 雄一 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (60218849)
伊藤 圭介 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教 (70622934)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | グリオーマ / ベバシズマブ |
Research Abstract |
ヒトグリオーマ細胞からcancer stem cellの分離について検討中である。現在のところ、fibroblast growth factor、 epidermal growth factorの添加により、分離培養を試みているが、継代により死滅する細胞が多く、cancer stem cellの生物学的特徴を明らかにする段階には至っていない。 グリオーマ細胞株をヌードマウスの線条体に移植する手技は確立したが、グリオーマの増大に伴い、個体が腫瘍死するため、in vivoでのアバスチン、ラパマイシン投与に至っていない。移植指摘細胞数に関して検討中であるが、現在のところ、1x105個と考えている。 グリオーマ細胞株をin vitroで培養し、ベバシズマブ、ラパマイシンを投与し、至適濃度を決定した。アバスチンは1.0mg/ml (4日間)、ラパマイシンは50 nM(6時間)である。さらに、薬剤投与後の細胞に関して、VEGF、HIF1α、HSP90などの蛋白発現に関して、免疫組織学的染色法ならびにウェスタンブロッティング法を用いて経時的に解析している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
①cancer stem cell の分離が困難であること ②cancer stem cell の代用としてグリオーマ細胞株を脳内移植したが、腫瘍増大により死亡してしまう固体が多いこと から、大幅な研究の修正が必要となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
ベバシズマブ、ラパマイシン投与を ①グリオーマ細胞株を用いた培養系で行い、VEGF、HIF1α等のたんぱく発現を解析する ②グリオーマ細胞株を用いた動物皮下移植モデルを用いてVEGF、HIF1α等のたんぱく発現を解析する ことを第一に行い、併行してcancer stem cell分離を行いたい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度と同様に物品費・旅費等に使用し、現在のところ特に大口の物品購入は予定していない。
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Research Products
(8 results)