2013 Fiscal Year Research-status Report
メカレノセプターをターゲットとした椎間板変性予防医療の開発
Project/Area Number |
24592197
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
土井田 稔 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 医学研究員 (60237170)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 康太郎 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (00379372)
角谷 賢一朗 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (10533739)
前野 耕一郎 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70403269)
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Keywords | 椎間板組織 / メカノレセプター |
Research Abstract |
本年度の実験では、mecahnoreceptorのintegrinに注目した。実験は、integrinの競合阻害薬を使用して、ラット椎間板組織に圧負荷を加えたところ、controlの椎間板組織には、ヒト椎間板変性の初期に見られる変化、すなわち髄核細胞の減少と線維輪内層の内包化が所見として、みられたがintegrin阻害薬を使用した群では、それらの所見が見られなかった。 また、control群では、椎間板細胞の中でも脊索細胞の減少が顕著であったが、integrin阻害薬添加群では、脊索細胞の減少幅が縮小しており、生死細胞染色では、これら脊索細胞は死滅していないことが明らかとなった。 おそらく、圧負荷により脊索細胞がアポトーシスするのではなく、圧負荷に順応するために形質を変化させていると仮説した。 次年度には、さらに詳細に検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね予定通り、進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
動的負荷培養装置を改造し培養チャンバー数を増加させることで、一度に実験できる組織数を倍増することで、さらに実験速度を上げる。
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