2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24592251
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
伊藤 浩 旭川医科大学, 医学部, 教授 (80261296)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松野 丈夫 旭川医科大学, 医学部, その他 (10165847)
谷野 弘昌 旭川医科大学, 医学部, 助教 (70422045)
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Keywords | 国際研究者交流 / アメリカ合衆国 / 股関節関節包 / 腸骨大腿靱帯 |
Research Abstract |
股関節各何部組織の安定性に対する貢献度の評価に関して、H24年度に治具の作成と8股関節の評価をフロリダ大学と提携し行った。当初15股関節程度を予定しており、25年度中に残りの7~8関節に関して行う予定であったが、フロリダ大と予算と日程の都合で折り合いがつかず、また担当研究員が施設を離れたため、実施可能人員が不在となってしまった。H26年4月現在で今後の施行計画は中断しているが、実施可能かどうか継続して交渉中である。また、同大と施行不可能である場合、屍体を使用した研究として、国内施設(札幌医科大学・千葉大学等)と共同研究可能か交渉する予定である。 また、専攻する8股関節に関しては、結果解析が済んでおり、腸骨大腿靱帯と関節包(輪帯を含む)の働きが有意に大きく、概ね仮説を裏付ける結果となっているが、関節唇の働きが予想より少ないことがわかった。屍体の平均年齢が80代であり、高齢屍体であることが結果に影響を与えている可能性があること、また、関節包を除去した後の操作になるため、関節包の存在自体が関節真野働きに影響を与えている可能性が示唆された。この結果は、2013年International society for technology in arthroplasty(ISTA)の国際学会と2014年Orthopaedic research society(ORS)の国際学会で発表した。 先行する8股関節から、屍体の年齢の影響が考えられたため、可能であれば、より若年の屍体からデータをとる必要があり、そのための交渉を上記のような経過で継続中である。 また、追加データの採取が期間中に不可能な可能性も考慮し、実験結果を論文としてまとめる作業も並行して行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
共同研究施設との折り合いがつかず、予定した実験数の約半数にとどまっている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、フロリダ大と交渉を継続するとともに、他施設で代替可能かどうか検討中である。 また、現在の症例数で論文作成可能かどうかも検討中である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
H25年度に予定していた屍体実験が、研究機関と調整がつかずH25年度中に施行されなかったため。 H25年度に予定していたフロリダ大での実験を、H26年に施行予定である。実験内容自体は、H24年度に施行した実績があり、十分可能と考える。フロリダ大での受け入れ体制が整い次第、施行する予定である。
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