2014 Fiscal Year Annual Research Report
吸入麻酔薬の心保護作用におけるGLP-1受容体の役割
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24592300
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
大下 修造 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 非常勤講師 (60144945)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 克哉 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30263841)
堤 保夫 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (90523499)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 吸入麻酔薬 / イソフルラン / GLP-1 / 心保護作用 / 虚血再潅流障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
実験3. 前年度までに行った実験2. における各群の心臓を虚血-再灌流前に取りだし、ホモジナイズし、APC作用のメディエイターと考えられているこれらタンパクが増加しているかどうかをイムノブロッティング法にて検討した。さらに、GLP-1受容体抗体とメディエイターの抗体とを共に蛍光抗体反応させ、共焦点顕微鏡を使用しタンパクの局在を同定した。また、ミトコンドリア膨化アッセイによりCa2+依存性ミトコンドリア膨化がGLP-1によりどのように変化するかを調べた。 これらの結果からGLP-1のプレコンディショニング作用に心筋保護作用があること、また、これらの作用が各種メディエーターを介し発現していること、そして最終的にはミトコンドリア機能に影響していることが明らかとなった。
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Research Products
(3 results)