2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24592306
|
Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
白阪 哲朗 宮崎大学, 医学部, 准教授 (00274788)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 武志 宮崎大学, 医学部, 助教 (80521707)
|
Keywords | オレキシン / モノアミン / グルタミン |
Research Abstract |
C57BL/6J(25-36g)マウスを用いてマイクロダイアリシスの実験を施行する。マウスの脳室に薬物投与に用いるカテーテルを留置した。マイクロダイアリシスに用いる透析プロ―べ用のガイドカニューラを、脳室カテを留置した対側の前脳皮質(PFC)に留置し、同時にEEG測定のためのステンレス製のネジを前頭部の頭蓋骨に留置した。EMG測定のための電極を頸背部の板状筋に装着した。PFCに留置したガイドカニューラに透析プローベを挿入する。モノアミンおよびグルタミン濃度は検出器(HTEC-500)で分析した。Wild typeマウスで行った。ガイドカニューレをマウスの頭蓋骨に固定する際は、頭蓋骨がもろくて壊れやすいため固定が困難だった。頭蓋骨にセメントとともに固定するアンカービスをより小さなものにする必要があった。またガイドを固定しても出血が止まりにくく、透析プローべの挿入は困難だった。透析プローべを挿入後、ノルエピネフリン(NE)、ドーパミン(DA)、セロトニン(5-HT)およびグルタミン(Glu)を測定するもなかなか安定したピークを得られなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
実験実施の時間が足りないことと、マイクロダイアリシスの記録の成功率が低い。
|
Strategy for Future Research Activity |
実験モデル作成技術を向上し、モデル作成の成功率を上げる必要がある。できるだけ実験日と実験日の間を開けないようにして詰めて実験を行うようにする。 マウス頭部にガイドカテーテル留置の際に出血を認める。マウス頭蓋骨の損傷を小さくするために、頭部に留置するガイドカテーテルをセメントと共に頭蓋骨に固定するためのネジをより小さいものにする必要がある。穴を開けるのに使用するドリルも小さいほうがよい。頭部へのガイドカテーテル留置は、手術侵襲が大きいので回復期間を2週間くらいおいたほうがよいと思われる。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実験の実施が予定より進行しなかったため。 実験の進行とともに試薬等の材料やマイクロダイアリシスに使用するの実験器具を購入予定である。
|