2014 Fiscal Year Annual Research Report
長鎖脂肪酸による前立腺癌進展の機序解明-パルミチン酸とMIC-1の関連-
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24592374
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
黄 明国 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60448503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成田 伸太郎 秋田大学, 医学部, 講師 (40396552)
土谷 順彦 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70282176)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 前立腺がん / FASN |
Outline of Annual Research Achievements |
脂肪酸産生酵素FASNは、細胞内の余分なエネルギーを脂肪酸(最初産物はパルミチン酸)、さらに脂質に転換させる酵素である。今回我々は免疫染色、ウェスタンブロット、ELISA法などを用いて、高脂肪食摂取LNCaP Xenograft マウス群では低脂肪食摂取群に比較して、がん組織にはFASN, PI3K, ERKの発現の亢進とAMPK発現の低下、血清中のFASNの低下(3344.6 ± 1005.8 vs 6666.4 ± 3685.8 pg/mL, p = 0.026)を確認した。またLNCaP, C4-2細胞を用いて、このような細胞内外のFASN発現の変化は、増殖シグナルであるPI3KとMAPKシグナル、エネルギー関連シグナルであるAMPKの活性化に制御されていることを確認した。またヒト前立腺がんがん組織でのFASN発現レベルがGleason Scoreと相関していて、さらにホルムン、化学療法の反応性分子であることも確認した。このように、高脂肪食下脂肪酸産生酵素FASNの発現変化はPI3K, ERK, AMPKシグナルによって制御され、前立腺がんの進展を促進する可能性が示唆された。
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Research Products
(2 results)