2014 Fiscal Year Annual Research Report
新規癌関連タンパク質GGCTを標的としたRNA干渉による尿路上皮癌治療の開発
Project/Area Number |
24592384
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
影山 進 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (50378452)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花田 英紀 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (40555067)
荒木 勇雄 滋賀医科大学, 医学部, 客員教授 (50252424)
吉貴 達寛 滋賀医科大学, 医学部, 客員教授 (80230704)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | siRNA / GGCT / 癌治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)マウス正所性膀胱癌モデルにおける抗GGCT siRNA膀胱内注入モデル ヌードマウス(BALB/c nu/nu 8週齢,雌)に塩酸処理による膀胱尿路上皮の化学的損傷(1mol/l HCL 0.1ml 15秒間 膀胱注入,直後に中和・洗浄)を加えたのちに,ヒト膀胱癌細胞UMUC-3を2×10*6個/0.1mlを注入,2時間膀胱内保持として正所性担癌マウスを作製した.細胞注入後7,10,13日目に抗GGCT siRNAおよびcontrol siRNAを2種の濃度(0.2uM, 2uM)として,Lipofectamine®をキャリア物質として膀胱内注入,1時間保持として治療を行った.マウスを麻酔薬で安楽死後,剖検を行い,膀胱を摘出した.病理学的検討ではcontrolと比較して抗GGCT siRNA投与を行った個体で明らかな腫瘍増殖抑制が認められた.上記結果は各群1~2匹の少数で得た予備検討であり,現在は各群の個体数を増やして,また,移植細胞にヒト膀胱癌細胞株RT-112も追加し再検討中である.
2)前立腺癌細胞株を用いた抗GGCT RNAiにおける細胞死メカニズムの検討 前年度までの成果で,前立腺癌細胞株LNCaPおよびPC-3におけるsiRNA単独投与およびドセタキセルとの併用効果を示した.この研究において,抗GGCT RNAiによる細胞増殖抑制においてアポトーシス関連分子の変動を検討した.DAPIによる核染色ではドセタキセル処理で断片化が認められたが,抗GGCT siRNAでは断片化が見られなかった.また,PARPの開裂,Caspase-8の開裂も同様に抗GGCT RNAiでは認めなかった.現在も更なる細胞死機構の解明を進めているが,現時点では非アポトーシスによる増殖抑制であると推定している.
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Assessment of Sunitinib-Induced Toxicities and Clinical Outcomes Based on Therapeutic Drug Monitoring of Sunitinib for Patients With Renal Cell Carcinoma. Clin Genitourin Cancer.2015
Author(s)
Noda S, Otsuji T, Baba M, Yoshida T, Kageyama S, Okamoto K, Okada Y, Kawauchi A, Onishi H, Hira D, Morita SY, Terada T
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Journal Title
Clinical Genitourinary Cancer
Volume: in press
Pages: in press
DOI
Peer Reviewed
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