2014 Fiscal Year Annual Research Report
哺乳動物精子の卵活性化能に対する新しい評価法の確立
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24592441
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
伊藤 千鶴 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80347054)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
年森 清隆 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20094097)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 精子 / 卵活性化能 / 核周囲物質 / 中心体関連タンパク質 / MN13 / ODF2 / equatorin |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は【目的1-2】と【目的2】に対する実験を行い、その結果をまとめて論文および学会発表を行った。Equatorinと卵活性化との関係をlive imageで解析する準備として、Equatorin-EGFPトランスジェニック(Tg)マウスの精子先体膜を超顕微鏡STED CWを用いて撮影し、電子顕微鏡像と比較解析を行った。その結果、電子顕微鏡でしか解析できなかった外先体膜と内先体膜を光顕レベルで解析できることを証明し、その解析結果をMicroscopy誌に発表した(in press. Doi:10.1093/jmicro/dfu101)。ODF2-2α-EGFP Tgマウスを用いてODF2-2α (isoform c)の発現と局在を解析し、その結果をまとめて第59回日本生殖医学会学術講演会・総会(東京)およびInternational Microscoy Congress 2014 (プラハ)で発表した。 また、ODF2 isoformの機能を解析するために、両アリルにODF2-2α-EGFPが導入された発色の強いODF2-2α-EGFP Tg雄とODF2ヘテロ雌を交配させてODF2-2α-EGFP遺伝子を持つODF2-2α-EGFPヘテロマウスを作製した。培養細胞系に関しては、ODF2 isoform (1α, 2α, 3β, 4)にそれぞれEGFPとmCherryを付けた2種類のisoformを発現するようにデザインした安定発現細胞株を作製した。IRES側のisoformの発現が弱かったために、IRESに換えてCMVプロモーターを入れたvectorを作製中である。今後は、培養細胞を用いた実験系の継続とODF2-2α-EGFPヘテロマウスの解析を行う。
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Research Products
(17 results)
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[Journal Article] A mutation of COX6A1 causes a recessive axonal or mixed form of Charcot-Marie-Tooth disease.2014
Author(s)
Tamiya G, Makino S, Hayashi M, Abe A, Numakura C, Ueki M, Tanaka A, Ito C, Toshimori K, Ogawa N, Terashima T, Maegawa H, Yanagisawa D, Tooyama I, Tada M, Onodera O, Hayasaka K.
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Journal Title
Am J Hum Genet.
Volume: 95
Pages: 294-300
DOI
Peer Reviewed
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