2013 Fiscal Year Research-status Report
絨毛外絨毛細胞によるらせん動脈リモデリングにおけるmiR-210の機能の検討
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24592483
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
板倉 敦夫 順天堂大学, 医学部, 教授 (70262897)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶原 健 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (80286103)
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Keywords | 絨毛細胞 / HTR-8/SVneo / microRNA / 低酸素 / 浸潤能 / miRNA135b / CXCL12 |
Research Abstract |
1. 低酸素環境によるEVT細胞株の細胞挙動に関与するmicroRNAと標的遺伝子の決定 昨年度解析した2%酸素培養下で低下する細胞株(HTR-8/SVneo) の浸潤能に関連するmicroRNAと標的遺伝子をmicroarray法による網羅的解析による発現変化より明らかにした。その関連性より遺伝子の絞り込みを行い、miRNA135bとCXCL12の組み合わせによる解析を行った。 2. miRNA135b導入によるHTR-8/SVneoの浸潤能およびCXCL12発現の検討 miRNA mimics antagomir導入によってHTR-8/SVneoにmiRNA135bを過剰発現させ、その浸潤能変化をinvasion assayによって検討した。また過剰発現株のCXCL12遺伝子発現をQuoantitative PCR法によって検討を行った。その結果過剰発現株は、低酸素環境下と同様に浸潤能は低下し、CXCL12遺伝子発現は増加した。 3. CXCL12中和抗体によるHTR-8/SVneoの浸潤能の検討 HTR-8/SVneoにCXCL12中和抗体を添加して、その浸潤能の変化を確認した。中和抗体添加によって、HTR-8/SVneo浸潤能は低下した。 4. Luciferase reporter assayによるmiRNA135bによるCXCL12発現調節の検討HTR-8/SVneoにTarget sequence of CXCL12 3`UTRを組み入れたplasmid vectorとともにmiRNA mimics antagomirを導入して、CXCL12発現をmiRNA135bの直接作用を検討するために、Luciferase reporter assayを施行した。miRNA135bによるCXCL12発現調節が行われていることを明らかとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通りの研究が進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、現在の研究組織、それぞれのエフォートで目的とする研究の達成が可能と考える。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究計画は順調に進んでおりますが、少額の余剰が出てしまったため。 消耗品の一部として使用予定です。
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Research Products
(1 results)