2013 Fiscal Year Research-status Report
胎児免疫寛容における胎児抗原特異的CTLの挙動と胎盤のバリア機構の解明
Project/Area Number |
24592487
|
Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
市川 雅男 日本医科大学, 医学部, 講師 (20366660)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹下 俊行 日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60188175)
里見 操緒 日本医科大学, 医学部, 助教 (80318500)
|
Keywords | 胎盤 / 細胞傷害性T細胞 / 国際情報交換 |
Research Abstract |
通常の妊娠においては、胎児抗原に対する母体細胞傷害性T細胞:CTLが誘導されない事が今までの実験により示された。しかし、補助シグナルによる刺激:4-1BB抗体と抑制性のシグナル伝達分子であるB7-H1の抗体を投与すると、CTLが誘導されうる事が示された。しかしながら、その誘導率が一定していないため、何らかの他の因子が関与する事が予想される。胎盤には、CTLの誘導に重要な樹上細胞の存在していることから、この細胞群がCTLの誘導を制御していると考えられる。そこで、胎盤の樹上細胞とCTLとのシグナル伝達に関して調べていく。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究に対するエフォート30%が維持できず、実験が予定より遅れている。 当初、確実と思われていた実験条件の一部が、不安定であったため、現在、安定的な結果のでる実験モデルを作製中である。薬品を保存していた冷蔵庫の故障により、多くの薬品が使用不可となった事が、実験を遅らせた。
|
Strategy for Future Research Activity |
新しい研究分担者として根岸靖幸氏を迎え入れ、精力的に研究を薦めていきたい。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
思うように実験が進められず、消耗品を購入することができず残高が生じた。 平成25年度にできなかった実験を追加で行い、消耗品の購入に充てる予定である。
|