2014 Fiscal Year Research-status Report
トランスレーショナルリサーチに向けた小型霊長類コモンマーモセットの聴覚障害モデル
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24592560
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
藤岡 正人 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (70398626)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 耳科学 / 聴覚医学 / 実験動物学 / 橋渡し研究 / 非臨床POC |
Outline of Annual Research Achievements |
橋渡し研究に向けたマーモセット研究の準備として、全自動耳音響反射プログラムを構築した。また耳科研究用の霊長類飼育設備と難聴モデル構築用ハードウェアの準備を終えた。さらに手術手技を再検討し、全身麻酔下での正円窓投与プロトコルを確立した。 難聴モデル樹立については個体確保に困難を伴い、来年度も引き続き検討することとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
マーモセットの聴力が遺伝学的背景によって分布が異なることを見いだした。このために準近交系のマーモセットを準備する必要が生じたため、動物の搬入に時間がかかっている。
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Strategy for Future Research Activity |
設備、準備はすべて整っているので、最終年度で実験数Nを重ねて結果をまとめる。
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Causes of Carryover |
これまでの検討の結果から、コモンマーモセットの聴力にはstrain間の差があり、closed colonyもしくはそれに近い系での解析が不可欠とわかった。そのため個体の導入に待ち時間が必要になっており、予算は残っているものの研究が延長している。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
動物代など、ひきつづきコモンマーモセット研究に用いていく
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