2013 Fiscal Year Research-status Report
頭頸部癌におけるゲノム網羅的なエピジェネティック解析
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24592594
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
峯田 周幸 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40190714)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三澤 清 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (90334979)
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Keywords | 網羅的メチル化解析 / 頭頸部癌 / 中咽頭癌 / HPV / 次世代シークエンサー |
Research Abstract |
頭頸部癌におけるゲノム網羅的なエピジェネティック解析という研究テーマで、研究を遂行している。近年、DNAのメチル化を始めとするエピジェネティックな変化が、RNA合成、ひいてはタンパク質の発現を抑制することから、癌化機構の一つとして認識されている 。最近、ゲノム全体のメチル化状態を明らかにするメチル化DNA解析は、次世代シークエンサーの登場で網羅性と解像度に大きな向上がみられている。特にゲノム網羅的エピゲノム解析法の登場で、いままで困難であった網羅性を実現することができるようになってい る。 本年度は、ゲノム網羅的エピゲノム解析のためのサンプルの作成を行い臨床検体の収集を行った。HPV関連中咽頭癌6例、HPV非関連中咽頭癌6例、非癌部口蓋扁桃4例の取集を行いDNA抽出を行っている。来年度は、これらのサンプルを使って実際に次世代シークエンシングを広島大学にておこなう予定である。データー解析も広島大学で行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、ゲノム網羅的エピゲノム解析のためのサンプルの作成に成功した。喉頭癌細胞株(Hep-2)を5-Azacytidine(脱メチル化剤を)による治療を行った。5-Azacytidineを5uMの濃度で7日間治療を行うのがHep-2細胞株に対しては効率的に脱メチル化を起こすことを確認している。7日間の治療を5回ほど行いそれぞれの治療でmRNA、 DNAをおのおの抽出してeEF1A2, GALR1, SALL3遺伝子のmRNAの再発現とDNA脱メチル化をPCR法にて確認している。先に述べたように、臨床検体の収集が2年間で終了した。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度の実験計画はおおむね予定通りに進んでいる。来年度は、実際に広島大学にてシークエンシングを行う予定である。細胞株からのデーターを確認・解析をしながら臨床検体のシークエンスを行う予定である。癌幹細胞関連マーカーの発現との比較などおこなう。予算の限り多検体を解析しデーターの蓄積を行っていきたい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
昨年度は、次世代シークシークエンサーの解析費用が余ったため予算使用額が少なかったと考える。本年度は、サンプルすべての解析を行うため予算は使い切る予定である。 次世代シークエンサーの解析を広島大学にて行う予定である
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Research Products
(8 results)