2014 Fiscal Year Annual Research Report
涙腺細胞における評価系確立を目的とした、涙腺上皮細胞株の樹立
Project/Area Number |
24592650
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
川北 哲也 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (50408308)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 涙腺 / 再生 / 上皮細胞 / ドライアイ |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度までの実験で、CD1マウス7週齢涙腺から分離培養した細胞は20継代を超えても増殖能が高く、Cytoratin14(+)、Cytokeratin8(-)、p63(+)、AQP8(-)、alphaSMA(-) の表現型であった。20継代で限界希釈によるシングルセルからの培養でも2−4%の細胞はコロニー形成し、その後もセミコンフルエントで継代を繰り返すことにより、50継代以上細胞形態、表現型も変化なく、間売る涙腺由来上皮細胞株を樹立できた。H25,26年度の実験では、この細胞株のは、初代培養細胞と比較し、Sphere形成能、コロニー形成能が有意高いことを証明した。この細胞株をTGF-beta 5ng/mlで刺激すると、alphaSMA(+)の細胞に分化した。Sphere形成した細胞でAQP5、ラクトフェリンの発現は免疫染色では観察できなかった。
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